気には先天の気と後天の気があります。
先天の気とは両親から受け継いだ気で、
後天の気は食事や呼吸から作られます。
先天の気は成長や発育・生殖に使われて次第に減っていきますが、
食事や呼吸によって、後天の気がそれを補ってくれます。
実は、もう一つの気があります。
かなり前ですが、テレビの気功師特集で、
一日で二人しか治療できないという、気功師が紹介されていました。
おそらく、この気功師は後天の気で治療していたのでしょう。
毎日、補充しなければ、気を使えない、ということだと思います。
では、何人ものクライアントを治療する、
気功師はどこから気を調達しているのかということです。
私が最初にこの気について習った時に聞いたのは、
宇宙に無限にある気を身体に取り入れて、
クライアントに流すから、自分には負担もないし、
自分自身も元気になるということでした。
この気が使えなければ、
クライアントの治療は、到底できません。
気功を習って、しばらく経って、師匠から、
手の老宮穴から気が出るようにしていただいた時に、
子供の病を治したくて、自分の手から気を送っていました。
ただ、今考えると、使っていたのは後天の気でしょうから、
それほど強い気ではなかったと思います。
でも、子供を治したいという気持ちが強かったから、
それなりのパワーになっていたと思います。
あとは回数ですね。
おそらくは、無意識のうちに、必要な気を取り入れていたのでしょう。
母親が、子供が痛みを抱えている時に、
痛いところを、手でさすりながら、
「いたいのいたいの飛んでけ」というのと同じだったのだと思います。
随分長い間、ご無沙汰していましたが、
また再開していこうと思いますので、よろしくお願いします。。