みなさんこんにちは
このシリーズでは風邪のタイプ別漢方薬の使い分けをご紹介しております。
漢方薬は身体のバランスを整えて抵抗力を上げるので、今流行っているコロナウイルス対策にも
十分応用可能です。
本日ご紹介する風邪のタイプは
「風熱犯表証 ふうねつはんひょうしょう」
風熱の邪気 (熱が出る風邪の邪気)が身体の表面を攻撃している状態
です。
この風邪の特徴ですが、
□体が熱い、熱がある
□悪寒は少し、熱感の方が強い
□汗がうまく出ない
□頭がもうろうとして、張る様な頭痛がある
□顔が赤い
□黄色く粘る痰が出る
□喉に痛みがある
などです。
中医学では
風熱邪によって、肺の防衛機能が低下してしまっている状態
という様に考えます。
熱の邪気が体の表面にある状態ですので、この場合は熱を覚ます様な漢方薬を使います
銀翹散 ぎんぎょうさん という漢方薬が一番お勧めですが、
日本ですと
天津感冒片 てんしんかんぼうへん
や
涼解楽 りょうかいらく
銀翹解毒散 ぎんぎょうげどくさん
という名前で販売しております
この熱のあるタイプに日本でよく使う葛根湯はあまり適さないと私は思いますので、間違えて使わない様に気をつけてくださいね
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