僕は「後発品」が嫌いです。 | qiaobenのブログ

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栃木県宇都宮市厚麗堂薬局の店主 よしくに先生です☺️ こちらのブログでは健康情報をご紹介しています。

こんにちは

このブログではビジネス的な視点から漢方薬局の経営を書いています。

自分のその時感じた事を書き留めるための日記の様な役割です。

さて、僕は「後発品」が嫌いです。と言っても僕は医者ではなく薬剤師ですしかも、保険調剤は全くやっていないのでいわゆる「ジェネリック医薬品」を触ることはありません。つまり、「医療財政がひっ迫している中、薬剤師のクセにジェネリックをディスるなんてけしからんヤツだ!!」とは思わないで下さいね。

 

僕が「後発品が嫌いな理由」ですが、それは医薬品の半分は営業マンの努力で出来ているからです

世の中 良い物を開発しただけで、勝手に売れることはありません。営業マンが血の滲むような活動を継続して薬は初めて世に出回ります

 

開発された良い医薬品を世の中で広めて行くためには市場を開拓し、薬の意義を啓蒙していく必要があります。 そのために先発品のメーカーは市場の開拓者として、まだ薬の売り上げがほとんどない状態から一生懸命努力しています。

 

後発医薬品の事を業界スラングで『ゾロ』と呼びます。これは先発品の特許が切れた瞬間に二番煎じとして虫のようにゾロゾロ湧いて出る後発品に対しての蔑称です。

 

以上のような理由から僕の薬局では後発漢方製剤は使いません。漢方業界では

パンダマークの会社の「当帰養血膠製剤」「冠心二号方製剤」「生脈散」製剤などがパクられて後発品として出回っていますが、僕は採用する気はありません。

それは先発メーカーに対して尊敬の念を抱いていると共に、先発メーカーの積み上げてきたノウハウが僕の患者様の役にも立てると思っているからです。

 

僕も漢方薬局の先発メーカーでありたい。 人の後塵を拝するのではなく、常に新しい市場の開拓者でありたいと考えています。

 

結論 商売をやるには誇りが大切です! 儲かればいいや!は僕の中ではかっこ良くない。

 

熱く語りましたが、基本僕の所は煎じ薬なので、製薬メーカーが製造した漢方薬はあんまり使わないんですけどね。笑