桐野夏生さんの小説、東京島。
昨年8月末に映画が封切りされた。
ちょうど帰国していたので、封切りを楽しみにしていたら、わが街の映画館では上映されなかった。

それから半年、ビデオが出た。
iPodでダウンロード、もちろん有料2500円なり。
今時、日本なら割引で1000円で映画を観賞できるが、ここサウジでも見ることが出来ると思うと、安い買い物か。

インターネットのコンディションがあまり良くないので、4.1GBの2時間の映画をダウンロードするのに、12時間もかかった。

早速、テレビに接続して観賞。
画像の鮮明さも良好。

ドロドロした桐野ワールドがどのように映像化されているかの興味と、控えめで清楚な日本女性の役どころが多い、好きな女優の一人、木村多江さんがどんな風に変わっているかが興味があった。

無人島で、たった一人の女性で、誰にでも股を開き、性を武器に女王として君臨する。どんな濡れ場を見せてくれるだろう。

しかし、小説でイメージした無人島が、映像で単純化され、ドロドロした人間関係が、あっさりとした現実的な風景で描かれ、たいした濡れ場もなく、ほとんど期待はずれの映画になっていた。

そして、最後の30分前に、突然映像がフリーズ。
正常にダウンロードされていなかったようだ。

これで2500円?
ダウンロード映像の品質保証なし、リスクは全て客が負う。
こんなの、有り?!
 
(追伸)
アフターケアがありました。
支払い確認のメールに、問題の有無を連絡することが出来るようになっていました。
早速クレームして、もう一度ダウンロード。
今度は、なんとか全部ダウンロードできました。
やはり、最後を見ないと、話が中途半端でした。
 

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