鳩山政権は首相自ら短文をインターネットに流すサービス「ツイッター」を利用しているように、報道機関を通さずそのまま発言が国民に届くメディアを重視している。一方、ネットメディアにとっても閣僚会見は有力コンテンツの一つだ。

 動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴは「首相会見の中継には約1万1000人のアクセスがあった。事前告知していなかった割には大変多かった。またやりたい」(広報担当者)という。昨年9月、岡田克也外相が主催者だとして記者会見を開放してから会見を中継し、同サイトに視聴者から寄せられた質問のうちいくつかを記者がぶつけている。さらに、今年からは岡田外相が外遊の同行取材もフリーやネットメディアに認めたことを受けて、ニコニコ動画記者は主要8カ国(G8)外相会合やハイチ支援国会合への訪問などに同行取材。米、カナダから岡田外相の会見を中継した。

 また、外務省によると、今年からは平均週1回以上、会見取材するフリー記者らには入館が容易になるよう「アクセス・パス」の発給を始めた。これまで15人に交付したという。

【関連ニュース】
首相・閣僚会見:(3)「庁舎管理」で制限も

シャトル 「夢の宇宙楽しんで」同級生らがエール(毎日新聞)
日本の親、成績に無関心=米中韓の高校生比較-財団調査(時事通信)
米兵裁判権放棄を裏付け=外務省調査で関連文書発見(時事通信)
「地域主権」関連3法案、参院で審議入り(産経新聞)
マニフェストの進捗でヒアリング―民主党研究会分科会(医療介護CBニュース)