子供にとって小学校入学の精神的負担はとても大きいもの。
親がそれに気づくこと、サポートすることがとても難しく大変でした。
今年入学した娘。
性格は明るく社交的で、入学直後はとても楽しそうに元気に登校していました。
ところが夏休みが終わって1週間ほど経った頃、急に「明日学校行きたくない」と言い出しました。
理由を聞いてもはっきりせず、「明日だけは行かない」と泣くばかり。
とりあえずその日は休ませ、娘に色々聞きましたが特に問題にするような理由は見つからず。
先生へ明日からはちゃんと登校する旨の手紙を書いて、学校の時間割と同じ勉強を私とやってその日は過ごしました。
次の日は嫌がることなく登校して行ったので私も一安心しました。
ところがその1週間後ぐらいにまた「行きたくない」と始まってしまったのです。
同じように理由ははっきりせず。
前回「1日だけ」と約束したので、今回は簡単に休ませては癖になってしまうと思い、説得し激励し叱り…でどうにか登校させました。
帰宅後、娘に「今日は何か嫌なことあった?」と聞いたら「別に。
でも、何かを適当に考えるといや?な気持ちになっちゃうんだよ。
」と言いだしました。
「何かって?悲しいことを思い出すの?」と聞くと「違う。何か、何でも考えてると」と。
ここでやっと私は娘の精神的負担がいかに大きいものだったのかに気がついたのです。
お友達と遊んだり授業を受けたりしている時は楽しい気持ちで一生懸命取り組んでいるのでしょう。
でもふっと我に返ったとき、何とも言えない不安や寂しさが波のように襲ってくるのかもしれません。
学校での長時間集団生活、先生やクラスの雰囲気、上級生とのかかわり、子供達だけの登下校、重たいランドセル、勉強…それは6歳の子供にとってすぐには背負いきれない重荷なのでしょう。
まだ娘の不安定な状態は続いており、繊細な子供の心に寄り添って見守りたいと思って過ごしています。
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