- パイの物語(上) (竹書房文庫)/竹書房
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- パイの物語(下) (竹書房文庫)/竹書房
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結論からいうと大好きな本。
ありきたりだけど、生きていくことは大変なんだって再認識できます。
もともとは海外の本を翻訳という形なので、日本の本の様にきっちりした本ではない。
章が1行しかなかったりとか笑
なんで?ってなります。
肝心の内容は…
すごく想像を掻き立てられる。
あー今あの子とこの子がこの立ち位置で~とか、あまりのエグい描写にお腹が痛くなったりとか。
自然界で生きていく、弱肉強食の世界はこんなにもムゴいのかと。
果たして人間はどの立ち位置なんだろう?
知恵があるだけで、ピラミッドのトップに立ってはいるけど、
こうやって大海原に放り出されたら…私だったら底辺の方、冒頭3ページくらいで終了している気がする。
orz
この主人公は頭もいいし肝も据わってる。
動物が大好きという大前提の元で、動物と人間の違いを認識しているし、神に祈りながら生きるために殺生する。
今の私たちは加工されたお肉を食べて、その子たちがどんなだったかなんて考えることもない。
日本人は食前にいただきますというけど、それもカジュアルに「いっただき~!」なんて手もあわさずに食べちゃうことも。
命を食べさせてもらえて、その命で自分の命が未来に続くことを考えてる人はどれくらいいるんだろう?
誰かの元に生まれた1匹のひよこが、やっと大きくなった時にその命を肉の塊へと変えてスーパーに陳列する。
それに対しておいしくない、もうお腹いっぱい、賞味期限切れたと残してしまう。それってすごい残酷。
そんなのかわいそう~!なんていう気は毛頭ない。だって食べなきゃ生きていけないから。
生きることにきれいごとなんて必要ないと思う。
でも食べ物を粗末にするのは人間だけ。どんな動物も自分のキャパを超えた狩りはしないし、頂いた命はキレイに自分の命に変えている。
弱いくせに頭脳だけが発達した人間。悪知恵を身に着けたり、便利を追及するがゆえ命を無駄にする。
そして見たくないことを見ないでいい様に蓋をする。
きれいごとじゃない。きれいごとが言いたいならベジタリアンになればいい。
私はそれでもお肉が食べたい。豚も牛も鶏も!
だから食べ物には感謝をする。この子たちもどこかの親の元に生まれて誕生を喜ばれたんだろうなと思う。
「お残しはゆるしまへんで~!!!」
名言だよねー、ほんと。
話はそれたけど、そんなことを考えされられる本だった。