『じゃあ、付き合おうよ。』
あの日、あなたに告白されてから、1年という月日が経ちました。
早かったような、長かったような、
でもやっぱり早かったような、
そんな1年間でした。
色々なことがありましたね。
とはいっても、前半は大きな揉めごとなんてものはなく、
瞬く間に時は過ぎ、気付いたら半年目を迎えていました。
あの時はあの時で、
憧れだったあなたに見合う女性になりたくて、
素敵なあなたに追いつきたくて必死で、
あなたの隣に立っていたのですが。
出会う前から、いくらあなたと似ているところが多いと分かっていても、
私の記憶に残るあなたはいつだってかっこよくって、欠点が無くって、
そういう印象があったからこそ、
初めの方こそ緊張してばっかりで、
マトモに顔なんて見ることが出来なかった。
あなたが視界に入るだけでもドキドキして、
目が合ってもあまりにもかっこよさに目をそらしてしまって、
しつこいくらい言ってきたけど、本当にアイドルの隣を歩いてるような感覚だったんだよ。
会う回数を重ね、
愛を深めあって、
少しずつあなたに馴れてきたけど、
完全に素を出すというまではやっぱり難しくって、
今の関係に自信が持てなくって、
この時はまだ、「ずっと、この人の隣でいられたら良いのにな」って、思っていたの。
でも、年が明けてからというもの、
例の感染症が流行してからは家に来る回数が増え、
また、5月2日のあの日、
父がこの世を去ってからは、
不謹慎だけれど、
家族ぐるみで仲が深まったというか、
絆が強くなったというか。
父親がいなくなって良かったなんてことは微塵たりとも思わないけれど、
父親がいなくなってしまったこの世界に、
意味があるとするならば、
今の彼との幸せな日々であり、
その意味を見いだせるようになったのは、
彼の存在あってだなと思います。
少し話が逸れてしまったけれど、
そうやって彼との毎日を過ごしていくうちに、
いつの日か、
「私はずっと、この先ずっと、この人の隣でいられるんだ」
って、確信するようになったんだ。
一度、とても大きい喧嘩をしましたね。
あなたはただ、私に会いに来てくれただけなのに、
「顔を見たくなった」
ただそれだけだったのに、
私はあなたの行動と過去を重ね、
あなたが私を想っての行動に、
恐怖してしまった。
あなたの想いを、
踏みにじってしまった。
正直、あの時はもうだめかと思いました。
未だに消えないトラウマ、
奥に根付いて消えない、
この先、払拭できるのかさえ分からない、
ということは、また同じことを繰り返してしまうかも知れない、
そんなの、彼に失礼ではないだろうか。
そんなものを抱えて、この先も彼と一緒にいていいのだろうか。
彼のことを想う自分の気持ちとは裏腹に、
彼のことを拒絶してしまう自分の体が、
たまらなく嫌で、憎くて、辛くて、悔しくて、悲しくて、
あんなにも思い描いていた彼との未来に、
自信が持てなくなってしまっていた。
もう二度と、前のように戻れない気がして、
お互い気を気を張りながらじゃないと、話せない気がして、
あなたにもう一度、
「会いたい」
と、言えない気がして、
怖くて、怖くて、怖くて、怖くて、怖くて、
「私に固執しなくていいんやよ」
「全てを受け入れてくれる人他にいるよ」
怖いのに、離れたくないのに、
口から溢れる言葉はそんなことばかり。
でも、その度にあなたは、
「○○じゃないと意味ないよ」
「○○と過ごした時間、そんなに軽いものじゃないよ」
と、何度も、何度も、肯定してくれて、
私が自信をなくし、あなたとの未来に怖気付いて、突き放そうとしているのを、
何度も、何度も、繋ぎ止めようとしてくれて、
引き止めてくれて、
「こんなにも幸せになれるって教えてくれた人を、手放したいと思わないよ」
と言ってくれた。
そして、彼はこういう時、私に合わせて、
必ずと言っていいほど、気を使うのですが、
あることに対して、私にお願いをしてきたんです。
「〜してほしい」と。
「○○との繋がりを、絶やしたくない」と。
本来なら絶対に言わないんです。
こんな状況下で、お願いなんて。
「無理して〜しなくていいよ」と、遠慮するのが、
今まで私の知ってる彼だったんです。
とてもいい雰囲気とは言えない状況で、
相手にお願いごとをするのがどういうことなのか。
それは、相手の、自分に対する気持ちに、自信が持てていないとできないこと。
こんな状況でも、相手は自分を好きでいてくれてると思っていないと、できないこと。
相手の気持ちを信じていなければ、できないこと。
私はこんなにも自信を無くしてしまっていたのに、
あなたは。
その瞬間、今までの気持ちが全部戻ってきて、
心の底から、「会いたい」と、彼に伝えることが出来ました。
いつもの、「ただ好きで、愛しくて、たまらない」という気持ちが、自分の中に返ってきてくれました。
厳密に言えば、彼がその気持ちを思い出させてくれた。
前回のブログから数日、見事嫌な予感が当たり、
こんな騒動になってしまったけれど、
あなたが、私を想う優しい愛で、私のことを包み込んでくれたおかげで、
何とか乗り越えることができました。
そうやってあなたと共に時を重ね、
そして、今日、
あなたと共に、この日を迎えることができました。
晴れて、あなたの恋人になれてから1年。
本当に毎日が幸せで溢れています。
あの日から、たくさんあなたのことを見てきて、
たくさんあなたのことを知ったけれど、
あなたの体を、言葉を、顔を、声を、行動を、性格を、価値観を、愛を、瞳を、あなた自身を、
忌まわしく思ったことは一度もありません。
知れば知るほど、あなたに惹かれて、
あなたの魅力に、抜け出せなくなっていました。
愛しくて、可愛くて、尊くて、
私には勿体ないと思っていたのが、
今では、あんまりにも愛しいあなたを、
誰の手にも渡したくないと、
醜いほどの執着を抱くようになりました。
あなたはこの変化を、喜んでくれますか?
「そっちの方が良い」と、
笑って抱きしめてくれますか?
あなたはよく、
「呆れられないか心配だ」と言いますね。
あなたの方こそ、私に呆れてはいませんか?
ここ1年で、私の嫌なところなんて、嫌になるほど目に付いたと思うんです。
鈍臭いだけでも癪に障るものなのに、
勝手で、自己中で、我儘で、頼り甲斐なくって、
あなたにいくら迷惑かけたことか。
おまけに気が抜けて歯止めが効かなくなってるものだから、
悪い意味で気を使わなくなってしまってる気がします。
それに嫌になってはいないですか?
ほんとに、心の底から、この先もずっと、私のそばにいたいと、思ってくれていますか?
私のダメなところ全部、承知の上で、
「結婚したい」と、
言ってくれていますか?
いつもの私に戻ってしまいました。
すぐ不安になる。
1年目たっても、ここは変わらないね。
けど、1年たっても、この関係が続いてるのは、
あなたが私を受け入れてくれてるからって、信じていいのかなって思うんです。
昨日、一緒にペアリングを買って、微笑んで喜んでくれたのも、心から、この先ずっと私と居たいって、思ってくれてるからなのかなって。
本当に、買えてよかったなぁ。
前のあなたでは想像できなくって。
した事ないって言うからさ。
私が買った指輪が、私とおんなじの指輪が、
あなたの左手の薬指に着いているのが、
なんだかくすぐったくて、
でも嬉しくって、
幸せで、
思い出すだけで涙が出そう。
指が細くてスルスル入るのも、
指輪をその場で付けることができなくて、
「もう一度させて、」って、おねだりしてくるのも、
愛おしくって、可愛くって、
もう、そういうところだよ、って、
また好きになった。
1年たっても、まだまだ好きになる。
愛してるの気持ちが強くなる。
あなたに出会えて、
あなたを好きになれて、
あなたのことを愛することができて、
胸を張って言える。
私の人生で、一番の幸せ。
そして、これからもずっと、
この先の幸せにも繋がっている。
1年前のあの日、
私に告白してくれてありがとう。
私のことを好きになってくれてありがとう。
そして今、私のことを愛してくれて、ありがとう。
あなたの勇気が無ければ、
あなたの気持ちが強くなければ、
あなたが、私のことを、「誰にも渡したくない」と思ってくれていなければ、
今の私たちは無かった。
1年という時間を、私と共に過ごしてくれて、
本当にありがとう。
でもこれからもずっと、
5年、10年と、長い人生を
もっともっと、
たくさんの苦難を、あなたと乗り越えていきたい。
たくさんの幸せを、あなたと分かち合いたい。
あなたと共に、生きていきたい。
いや、
これからもずっと、永遠にずっと、
一緒に生きていこうね。
あなたを、誰よりも愛しています。

