NHK「サイエンスZERO」

2013年11月10日 午後11:30~12:00.放送(7月7日の再放送)


 「スーパーダイヤモンドの何がスーパーなのか」。興味がわいたので見た。
 「値段かな?」「大きくてきれい?」というのが最初の興味だったけど、ビックリしました。
 「硬さ」の話であった。
 
 しかも、「単結晶ダイヤよりも硬い、ナノ多結晶ダイヤモンド」とは意外すぎた。

 ダイヤモンドが硬いのは、「共有結合の結晶」のためと習ってきた。
 通常では、共有結合が最も強い結合なので「これよりも硬い物質はない」と信じていた。
 番組の中では、多結晶ダイヤモンドが「なぜ単結晶よりも硬いのか」という説明は、「ある方向に強い力が加わると割れやすい=劈開」についてだけであった。
 どうゆう理由で、ナノ多結晶どうしがくっついているかの説明はなかった。
 ここが少し残念であった。

 硬さの理由はよく分からなかったけど、
 単結晶ダイヤモンドの刃をぼろぼろにしてしまう特殊金属を、鮮やかに削ってしまうのには驚いた。
  
 愛媛大学の入舩教授は、ダイヤモンドの専門家ではなく、地球内部について研究されていた。
 若い頃、岡山大学付属温泉研究所で、超高圧発生装置を見せていただいたことがあった。
 あの装置は、補強した地面の上に据え付けられ、床には穴が空いてた。
 「今、最新の実験をしている」「装置も発展途上にある」という印象をうける装置であった。
 今回紹介されていた装置は、あの装置よりも「きれいに整っている」という印象を受けた。
 新しい物質を世界で最初に作った装置が、工場に普通に備え付けられているような「完成した感じの装置」ということは意外であった。

 この実験装置・さらに進化した装置により、地球内部の研究が一層進み、地球中心部の様子を再現できることを期待したい。


オリジナルシャツデザイン作成