何らかの事情で家族に見られると不都合な郵便物や、家族にバレずにコッソリ受け取りたい郵便物や荷物(宅配便)とかってありますよね。

 

例えば、

 

  • 債権回収業者からの督促状
  • 弁護士からの内容証明、配達証明、特定記録郵便
  • 裁判所からの特別送達
  • サラ金(消費者金融・カードローン)会社やクレジットカード会社からの督促状
  • NHKからの督促状
  • 通販からの督促状
  • 国民健康保険の督促状
  • 税金の督促状
  • アイドルのファンクラブ通信
こういった家族にバレたくない郵便物や荷物(宅配便)を、内緒で受け取る方法があります。

 

それは、格安の私設私書箱を契約して、そこに転送してしまう方法です。

 

私の知る限り、これをやっている人はかなり多いです。

 

手順としては、以下のような流れです。

 

※注意点もいくつかありますので、それは後述します。

 

  1. 格安の私設私書箱を契約し、住所を貸してもらう
  2. 郵便局に転居届を出し、あなたの郵便物だけは私設私書箱の住所に転送してもらうように手続きをする
  3. 私設私書箱に郵便物や荷物(宅配便)が届いたら、届いたものや差出人を教えてもらう
  4. 必要な物だけは近所の郵便局留めで転送してもらい、不要なものは破棄してもらう
  5. 私設私書箱から転送してもらったものを指定した郵便局の窓口で受け取る


大抵の私設私書箱は郵便物や宅配便が届くと、メールか何かで教えてくれますので、届いたものを確認して必要な郵便物だけ選んで、私設私書箱から自宅に転送してもらえば、余計な債権関連の郵便が自宅に届かないようにできます。

郵便の流れとしては、以下のような感じ。

債権回収会社等? → 郵便局<転送> → 私設私書箱<転送> → 自宅近所の郵便局留め → 郵便局窓口で受取り

ようするに、転送を2回挟んで不要な郵便物をフィルタリングするイメージです。

不要な郵便物は私設私書箱で破棄してもらえばOK。

私設私書箱も最近では月額500円くらいの激安で借りられるところもありますし、一番お金がかからない方法かもしれません。

 

ここからは注意点です。

 

注意点

  1. 郵便局に「私設私書箱に転送したい」とモロに言ってしまうと(または書いてしまうと)断られる

  2. 郵便局の転送はゆうパックの転送はしてくれるが、佐川やヤマトなどの他社の宅配便は転送してくれない

  3. 「転送不要」指定の郵便物は転送されず、「宛先不明」扱いで差出人に送り返される

  4. 私設私書箱業者によっては、届いたものを教えてもらうのに別料金を請求してくる業者もある

  5. 私設私書箱に届いたものを自宅に直接転送してもらうと、郵便局の転送が発動し、再度私設私書箱に転送されてしまうというループが発生してしまうので、郵便局留めで転送してもらうこと(郵便局留めは転送されない)

  6. 郵便局留めは、郵便局での保管期間が1週間程度なので、その間に受け取りに行くこと


個人的におすすめの格安の私設私書箱はあるのですが、債権回収絡みで紹介するとクレームが来てしまうかもしれないので、実名は伏せておきます。

 

意外と盲点なのが、上の注意事項4番で、到着したものを教えてもらうサービスが有料オプションだったりする私設私書箱業者も中にはあるので、そこが無料の標準サービスなのかは要確認です。

 

安く借りられる私設私書箱は

「私設私書箱 格安」
「私設私書箱 激安」

とかの検索キーワードで検索してみると出てきますので、よろしければご自身で検索してみて下さい。

 

追記

 

身分証提示で即日利用OK」を謳う私設私書箱業者はかなり怪しいです。

 

なぜなら、詐欺などの犯罪やマネーロンダリング目的で利用される事を防ぐために、私設私書箱業者には法律で定められた、本人確認手続きを行う責任があるからです。

 

法律で定められた本人確認手続きの中には、身分証の確認だけではなく、利用者が本当に身分証の住所に実在しているのかを確認するための郵便物を送る事が含まれているので、「即日利用OK」の業者はその手続きをすっ飛ばしている「違法業者」になります。

 

例え急いでいても「違法業者」を利用してしまうとトラブルに巻き込まれかねませんので、そこも要注意です。