SALBATORE
ciao!ciao!!
Firenzeに来て3週間と2日。
あっという間にもぉ一ヵ月経とうとしてます((+_+))
早い~!!!
今日は学校から紹介のSALBATOREの工房で初作業でした!
大学で革やってたって言ってもやっぱり鞄って分野に絞るだけでも作業は作品と全然違うんだなって。
というよりも学生の頃の自分がどれだけ雑なもの作ってきたか1日目から実感できました(@_@;)
まず最初のはTRINECCETTOって言うカッターを扱う練習です。
日本では秀次って革包丁を使ってたけど、今日貸してもらったのはデザインカッターに形で刃先が固定されてるって感じの道具です。
厚紙を切る練習やったけど秀次の場合は刀をちょっと傾けながら裁断していくんですけど、
TRINECCETTOの場合はとにかく刃先は真っすぐに固定して持たなきゃいけない(+o+)
そんでもって指先に力込めてなるべく一回で裁断するのがいいので難しい。。。
厚紙でもキレイにカーブとかできるようになるまでしばらく練習しました!
やっぱ革の裁断がキレイだと後からの処理のやりやすさも仕上がりも断然変わるので
ここでしっかりちゃんとした切り方身につけないとって必死(ToT)/~~~
次は同じように革裁断する練習(●^o^●)しばらくこればっか!笑
向かいでクラッチバックかな?作業するサルバトーレが気になってじっと見てたら
『なんでそんなに笑ってんだ?』
みたいに聞かれるけど質問の意味が分からなかった(^◇^)
見てるのも楽しいからだよーん!
鞄の名称をイタリア語で教えてもらう( ..)φメモメモ
quadante(本体の前とか後ろの部分)
fianco(側面)
fondo(底)
pattina(ふた)
contoropattina(ふたの裏側)
tracolla(ショルダー部分)
間違ってたらごめんなさい( 一一)
さっそくサンプルみたいな鞄のパターン制作!
今まで作ってきたものの欠点がここで明確になりました。
パターンをきちんとおこせるかどうか!!!
正しいおこし方知りませんでした(ToT)/~~~
いっつも変曲がるなぁ~とか思ってたけどそりゃそうだよって自分で納得!
ちょっとした作業を取り入れるだけできれいな左右対称ができるようになりました!!
ひとつ成長(●^o^●)
そんでもってそのパターンで革裁断!
ここでも今までやってきたけど自分のダメなくせ発覚。
革を動かさずに自分が動いて裁断するとパターンも革からずれずにきれいに裁断することができます。
そんな感じで初日は終了!
なんかイタリア語だとまだまだ全然わからんとこがあるけどもっと細かいとこまで質問できるようになりたいと思いました!!
久々の作業はやっぱり楽しい(^◇^)
けど!!語学学校終わった後の4時間立ちっぱなしの作業はさすがにつかれるね(@_@;)笑
道具もそうだけど芯材とかもやっぱり日本とイタリアでちょっと違うんだなって発見♪
家でもパターンおこそう!
ciao~(-。-)y-゜゜゜
方向性
ヨーロッパはデザインにクラッシックな考えを取り入れてると聞いたので
せっかくなのでその方向で物づくりをやってみたい!!!
と思いまして明日は補講終わったら
資料集めに図書館に行ってきます!
最近は日本もそぉだけど
樹脂で作った手作りの雑貨よく見るよね!(・o・)
やってみたい☆
LINEA PELLE 13.otto.2010 in BOLOGNA
行ってきました!
『LINEA PELLE』
世界一大きい皮革の見本市です(●^o^●)
ちゃんと日本の日の丸もありま~す![]()
招待状と入場券交換して中に![]()
まず最初にTREND AREA
ほんとに次に来る新作の革やバックル・ボタン・靴のヒールとか![]()
色ごとにおしゃれに展示されてて空間自体がかっこいい!
革というよりも布に近い素材や(布なのかも)
角度によって色が違って見える加工のしてあるもの
毛皮でもカットが工夫されてて、マス目になってるもの、
革にスタッズがついてるもの(シルバーとかだけじゃなくていろんな色の)
とにかく初めて見る革が多かったです![]()
移動して次に向かったエリアには靴の企業がたくさん!![]()
靴の底のラバーの部分だけ取り扱う会社もあれば
ミシンで使用する糸のみの会社
デザイン画から靴につける装飾までディスプレイされててその場でオーダー可能な会社
バイアスや革ひもがサンプル取り放題の会社など様々でした。
ちなみに一番素敵だったのが女性靴の会社で香港のF.A.Iって会社。
靴のパターンも一緒に展示されてて改めて靴の複雑さを感じさせてくれるとともに
デザイン画からはコンセプトだったり靴のターゲットが分かるからおもしろかった(●^o^●)
やっぱり当たり前のことだけど
仕事にしていくにはちゃんと的を絞ったデザインも必要なんだなぁと実感
次に行ったエリアでは本格的に革革革!
ほんと各企業が限られたエリアでの演出は素敵だったよ☆
いかに自社の革を見てもらう環境を作るか、理念を伝えるか
いえばこの3日間の展示会で少なくとも半年の仕事が決まるところもあるだろうし
お得意さんに会う機会でもあろうし他の会社の調査するとこでもあろうし
いろんな思惑が飛び交ってるんだなーって!
来場者は見た感じ革のターンナーさん?
仕入れ業者さんだったり、日本人はおそらくデザイナーさんって人もよく見かけた
ヨーロッパの服飾の学生さんかな?
一生懸命メモとってたぶんデザインにあう素材探してたんだと思うけど
うちも学生の時にもっとこういう世界規模のなにかを見ることができれば
制作内容もまた変わったのかなぁ~?なんてぼんやり
でも若いうちにいろんな物を見れるってことはすごい刺激にもなるしいいよなって思った![]()
21歳であの場に行けるなんて幸せでした(*゜▽゜ノノ゛☆
日本の学生ももっと世界的な視野もつ機会があればいいのにね
学校からの何かぢゃなくて自分で動いてみないと世界はわかんない
次のエリアは革以外にもペットボトルのリサイクル素材を扱ってたりウールを扱う会社が何個かありました!
とにかく会場が広くて広くてガイドがないと歩けまてん。
MOLTO STANCA!!!
世界はいろんな革がある
会場の人に私はどんな風に映ってたのか気になる
迷子とか?笑
イタリアに来て思ったのが、ディスプレイは物で場所を分けているというよりも色ごとにアイテムをまとめているところが多いと思いました。
今回の会場だけでなく市内の例えば100均だったり、紙屋さんだったり
個人的にそのディスプレイのやり方がすごい好き![]()
モノトーンであったり、建物のレトロな雰囲気にいきなり真っ赤をつっこんだりかっこいい!
たぶん日本でモノトーンの環境を作ったところで同じことしたとしても
なんでかかっこよさとか魅力は感じない
留学してから日本以外の国の人とも喋るときによく言われるのが
日本人は流行をすぐに追いかける傾向があるってトレンドだよねって。
デザインに関しても日本はとてもモダンだと言われました。
それに引き換えヨーロッパはクラッシックだよって。
ん~たしかに街を歩いててもFIRENZEって観光都市だからかもしんないけど
日本ほど奇抜な服装はまだ見かけてないなって
まだ鞄の制作にはたどり着いてないから
クラッシックなデザインを求めてみるのも勉強になりそうです!
おもしろかったのがイタリア人のフォトグラファの友達が
日本の109は娼婦が働いてるようだと思ったらしい
文化の違いはインスピレーションの違いにもなるんだなって
日々発見と勉強と出会いだね![]()
最後にLINEA PELLE連れっててくれたdimiありがとう(●^o^●)大好き!


