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ようやく小人が出てきて、なんとか間に合いました(^^ゞ


26日月曜日から「ギャラリー国立」にて、陶器・扇・帽子の立体作品の「三人展」に参加しています。
夏の帽子の展示即売会は、2016年の個展以来。久しぶりにドキドキです。
コロナ感染予防対策を万全にしてお待ちしております。
夏の帽子を被りにお立ち寄りいただければ嬉しいです。

◾️会期:2021年7月26日(月)〜8月1日(日) 
     13〜18時(最終日は17時まで・会期中休みなし)
◾️場所:ギャラリー国立 
    〒186-0004 東京都国立市中1-9-18 NTC高橋ビル(TEL 042-574-1211)
http://www.gallery-kunitachi.com/schedule.html


 




初日から、東京在住のふるさと周りの方々が来場くださって
(なんたってオーナーの朝子さんは高校どころか小中学校の先輩!でもあるので)、
おしゃべりに花が咲いています。

舞踊用の華麗な扇、
軽やかな織部二彩の小皿に、見た目より軽くて使いやすそうな黒釉の器たち、
そして夏らしくカラフルな帽子に囲まれた空間。
楽しい時間を過ごしにいらしてください。

※私は28日(水)以外は在廊予定です。
 
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つねちゃんの深海の魚の絵、好きだったな、
地球の裏側にまで繋がっていそうな不思議な蓮の一連も。
つねちゃんの詠む五行歌は、いつだって絵画的だった。
そりゃあ画家だもの。でも、それだけではない。音があった。
それはひとの声であったり、ビルを抜ける風の音であったり、
草原の命のささやきであったりした。



日本酒と旨い肴に目がなくて、個展の打ち上げには自ら仕入れた美酒が並んだ。
先月、久しぶりのリアル歌会は欠席だったが、
「つねちゃんキッチン」からお手製の土佐文旦のマーマレードが届いていた。
その甘酸っぱさがたまらなく美味しくて、すぐにメールをした。
返事がないけど届いてるよね、読んでないかな?そろそろ手紙を書こうか、
と思っていた矢先の、突然の訃報。

今月1日頃?、ご家族は入院、海外暮らし、と誰もいない家で
椅子に座ったまま逝ってしまった。

  

毎年5月には国立新美術館で太平洋美術会の展覧会があって、
歌友有志で観に行って、六本木のレストランでワイン、というのが常だったが、
去年は中止。今年は展示をしても、一般客は行けないことに決まったようだ。
そのことを知ったかどうかのタイミングだったようです。
数年前に大病をしてすっかりスマートになって、
個性的なおしゃれにますます磨きがかかったチャーミングな洋画家でした。
川崎常子さん、つねちゃん、空の上でも深海の魚の絵を描くんでしょう? 
個展の案内が空から降ってきそうです。合掌。

  
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雪の下で春を待つみどりの命。井山計一さんが、カクテル「雪国」に託した思いだ。
2年前の4月10日夜、差し出されたグラスは、その店を始めた時にダースで揃えて、
今たったひとつ残っているものだと93歳のバーテンダーは言った。



ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」が話題になり、
雑誌の取材で出かけた酒田市のバー ケルン。

日本人が作ったスタンダードカクテルとして有名になった「雪国」を求めて、
全国からカクテル巡礼と呼ばれる人々が引きも切らず訪れていた。

 
昭和34年全国バーテンダーコンクール創作カクテルの部で第一位を受賞した時の雑誌や、
自ら作詞をした庄内歌謡集のCDなど、嬉しそうに見せてくれた井山さんのにっこりとしたお顔が蘇る。
カウンター背の自作の川柳は毎日書きかえておられた。
この日は 10日前に発表された新元号と亡き母のお名前(梅)を合わせた句。
自然体で、器用な方なのだ。
戦中戦後、たくさんの偶然に命を救われて、北の地で我が道を生き通された。

 

「足腰が立たなくなったら車椅子に乗ってカクテルを作りますよ」
そう言われた時の目は真剣だった。
95歳。老衰だという。空の上でもきっとバーテンダーの正装で、
カクテルシェーカーを振られるのだろうな。
合掌。

 
・・・・・


昼間は喫茶店、夜はバーに。
奥様がご存命中は奥様が、今はご長男が喫茶部門を担当されているようでした。

 
奥様がまた素晴らしく献身的な女性で、ずっと感謝していらした様子が思い出されます。
お母さまの決めた方だったようですが、当時ダンス教師だった井山さんの技術についていけず、
パートナーとしては落第。でもそのおかげで井山さんはバーテンダーの道へ。
無鉄砲のようで、親思いで愛妻家の人生。素晴らしい大往生ですね。


ウォッカ、ホワイトキュラソー、ライムジュースというシンプルな材料だからこそ、
スタンダードカクテルとして定着した。それにミントチェリー。
オーソドックスな材料だからどこでも飲めるというのが、
スタンダードカクテルの条件です。やっぱりご本人作は格別でした。
周囲の雪を模したのがお砂糖という意外性もまた雪国の雪国たるものなのでしょう。
白砂糖は砕いて粉にしてつける。なぜ砂糖か、理由を聞きそびれてしまった(__;) 
ライムジュースにしたのは、
当時、生のライムが山形にはなかったからだと仰ってました。