気になっていた「グランマ・モーゼス展」が広島に来ました
と言っても東広島。
岩国からだと山口より近いのですが、岩国に住んでからは初めて。
その昔、広島大学がこの辺りに移ったばかりの頃、友人を訪ねまて行ったことはありました。
その頃は何もなかった印象。
すっかり見違える賑やかで綺麗な街並みでした。
市立美術館もスタイリッシュ
では、グランマ・モーゼス展
アンリ・ルソーにも通じる、素朴で遠近のないのっぺりながらも何か惹き付けられる絵です。
この代表作のように、賑やかな人たちと農場の風景の作品が多かったです。
絵本を見るような感じで楽しくなりました。
そんな中、川の水流れ、火事の炎の躍動感は凄くて、画力がものすごくあったことが分かりました。
それと、知らずに(約1年前に見てたけど忘れてた)釘付けになったのが刺繍絵。
(公式HPより)
暖かみ?色使い?上手く表現できませんが、ずっと見ていたくなる作品でした。
70代でリウマチになりこの刺繍絵ができなくなったので絵を描き始め、101歳まで農家の主婦をしながら描き続けたのが、このグランマ・モーゼスさん、とのことでした。
その生き方がまた素敵でした。
なので、作品同等に彼女の年譜に見入ってしまいました。
リンカーンの大統領就任、南北戦争に始まって、2度の世界大戦~ケネディ大統領まで。
日本なら、「おしん」と「カムカム」を合わせたような朝ドラの主人公になりそうです。
いい展覧会でした