役所広司さん主演作を続けて
ワンマンな東京都知事が突然東京のど真ん中へ原発誘致をぶち上げる・・・
確かに作中の「原発の立地は東京が最適」には説得力ありました。
2004年の作品。
反原発色が強めですが、反原発を唱える人たち、無関心で電力を浪費する大多数にもコメディータッチでたっぷり皮肉ってくれます
一方、「海岸立地」、「地震」等々リスクが挙げられながら、「津波」は一言も出て来なかったのが、3.11前のもう一つの現実なのだと分かりました。
それと、この時点で言われていた新エネルギーの代表が燃料電池
確かに、直ぐにもパソコンなどのモバイル機器の電源が変わりそうな雰囲気になっていた時期がありました。
直ぐではないにしろ、東京オリンピックの頃にはそれなりに進むと思ってましたが 水素にしろメタノールにしろそう簡単ではないようです。
もう1つハッとさせられたのが、関東大震災の震源。
完全に首都直下だと思ってました。
正しくは相模湾付近。東京は震源から数十km離れていてあの被害だったということ。
この1年でまた俄かに「カーボンニュートラル」が言われるようになった今、観る価値のある作品でした
私個人的には、夏に寒さ対策・冬に暑さ対策をしないといけない強過ぎる空調を、まずはこの機会に見直してもらえると有り難いのですが