7980のEFHWとは、7MHz帯の全長約20mのEFHWで、WARCバンドを含む7~28MHz帯、7バンドへ出られるアンテナです。移動運用で使用する目的です。

 

どうして「7980」か?

全長20mのワイヤーをできるだけ有効に使うため、18MHz帯は9MHzの2倍で、24MHZ帯は9MHzの3倍で動作させます。10MHzはそのまま1/2λのところでワイヤーを切ります。7MHz、8MHz、9MHz、10MHzが基本波となるので、語呂が良い「7980」としました。製作時の長さは下図のとおり。

EFHWを使う時、両端とも高く上げられれば良いですが、傾斜に張ることも多いです。

7,14,21,28は7の整数倍に当たるためそのまま出られますが、WARCバンドへ出るときはワイヤーを途中できる必要があります。8MHz、9MHzを使うとワイヤーの接続点が先端側に寄るので、アンテナを下ろすことなくバンドチェンジが楽に、早く行えます。

 

このアンテナを使うためには給電部にトランスが必要です。よく用いられるトランスは1:49、1:64です。コア材質は#43材です。

 

HF帯で使える材質として#61材もありますので検討してみます。

43材、61材を各々1:49で21回巻3回目タップと28回巻4回目タップを作って比較しました。下表とグラフがSWR特性です。61材は18MHz以上しか使えない感じです。43材はHF全般使えそうです。

 

トランスの巻き数はどうだろうか?

1:49で、21回巻3回目タップが良いか、28回巻4回目タップが良いか?比較したところがしたの表とグラフです。

28回巻くとHFハイバンドが使えなさそうです。21回は7MHzより上なら使えそうな感じです。

 

EFHWのトランスには1:49と1:64が存在するが、どうちらがどうなのか?

下の表とグラフです。

低い周波数では24回巻におSWRが良いが、高い周波数では21回の方がSWRが良い。7MHzから上の周波数を目的としているので、21回巻が良さそうだ。

 

21回巻では7MhzのSWRがちょっと悪めで1.6。22回巻も作ってみた。21回巻と22回巻の比較が下の表とグラフです。22回巻の方が全体的に少しSWRが良くなるので、トランスは43材で22回巻3回目タップとする。

 

50Ω側芯線とアースの間に入れるコンデンサー(C)の値はどれくらいが良いか?

Cの値を変化させてみた表とグラフが下です。

Cが無いとSWRは全体にr高めで特にHFハイバンドで悪化している。Cが100pfの時HFの真ん中辺りのSWRが悪化している。Cは多過ぎず少な過ぎずが良さそうで、実験では68pfが良い。

 

トランスはFT-114-43で、線材は0.6㎜、巻き数22回で3回目タップとして、Cは68pfとして作ります。実態配線は下の絵です。

 

7MHzの長さでEFHWを作ると14,21,28で使えるというが本当だろうか?7MHzのツエップライクを以前作っていたので、そのワイヤーをEFHW給電部の接続してみた。ワイヤー長は19.86m。ツェップライクの設計インピーダンスは5KΩ。EFHWの給電部は22回巻3回目タップなので、50Ωは約1:54、ワイヤー側のインピーダンスは2.7KΩとなる。張る場所を変えて3回データを取ってみた。下表のとおりです。3回の測定の平均を取ると、19.86mでは7.12MHzでSWRが最低。2倍は14.23MHzとなるはずが14.17MHzでSWR最低。2倍より57KHz下です。3倍は48.33KHz上、4倍は200.33KHz上となりました。7.12MHzの1/2λは21.08m、実際は19.86mなので波長短縮率は94%です。

 

ここまでを考慮して実際に出来上がったアンテナの寸法が最初に上げた図で、SWR特性は下表・グラフのとおりです。CWの運用がしたいので28MHzを考えて7MHz帯を6.98MHzで​​​​SWR最低となるようにしました。7MHz帯SSBバンドでSWRが悪化するので、先端から38㎝を切り離してSSBバンド対応とします。しかし7MHz帯のSWRはちょっと悪めです。※表の塗りつぶしの色とグラフの色は揃えてあります。​​​

 

7MHz帯のSWRがちょっと悪めです。何とかしたいです。そこでトランスの巻き線を0.6㎜から1.0㎜へ変えました。トランス単体のSWR特性の比較が下表とグラフです。

Cの値は巻き線径0.6㎜時が68pf、巻き線径1.0㎜時が150pfを2つ直列で75pfとしています。巻き線径1.0㎜のトランスの方が全体に低いSWR特性となっています。

1.0㎜線で作った給電部の写真が下です。

 

この給電部を使ったEFHWのSWR特性が下表とグラフです。0.6㎜線で巻いた給電部の時よりグラフが全体的に下がってSWR特性が良くなっていることが分かります。

※表の塗りつぶしの色とグラフの色は揃えてあります。

 

SWR特性グラフが重なって見難いので、横並びにしてみました。

どの周波数多もSWR1.5以下の帯域が広く確保できています。

 

7980のEFHWは障害物の少ないところで、約7mの高さに上げて、水平に張って調整・測定しています。

 

7980のEFHWは軽く、展開/収納が楽になるよう作っています。ワイヤーの接続部は荷造り紐で作り、軽さと強さと柔軟さを確保しています。接続/切断はRCAコネクターを使います。下写真。

 

収納はクリーニングで付いてくるワイヤーハンガーを加工して使います。掛ける部分を潰して伸ばし、手で握りながらワイヤーを引っ張ると、くるくる回って展開が楽です。収納は巻き取るだけです。移動運用で使う想定で、ワイヤーの線材は強さと軽さが両立できそうなAWG#22を使っています。ハンガーも含めたアンテナの重量は約180gです。携帯に軽くて便利です。

 

7980のEFHWを使う時は、無線機の後ろでパッチンコアやコモンモードフィルタ―、フロートバランを入れてください。同軸ケーブルの外被がアースとなっている周波数や状況があるようです。給電部直後にそれらを入れると調子悪くなります。

 

EFHWを使っていて気づいたこと

・一度調整ができてしまうと、展張の仕方を変えてもSWR特性に大きな変化が無いので使いやすい。調整時はできるだけベストな状態で調整した方が良い。

・ベントさせると、基本周波数では調子良いが、高調波周波数では調子悪くなる傾向がある。真っ直ぐ張ることを基本としたい。水平又は傾斜。

・給電部は地面、金属、カーボンファイバーからできるだけ離す。

 

参考サイト

 

 
給電部を50W対応としたEFHWはこちら↓↓↓

今時、税込み10円で単品販売されている商品がありました。

しかも15度くらい傾打となっている、ちょっとエラーコインです。

 

中身のコインは「鳩5銭錫貨」です。カタログ評価は美品で70円、並品30円です。実物はほとんど使われてい無さそうで、時間経過で錆びている感じです。コイン屋さんの売価10円はどんな評価なんだろう?

 

コインの売価が10円としたら、販売用にとめたコインホルダーは10円より高いでしょう。コイン屋さんの手間賃も出ない売価です。

 

このコインと同じところには、桐1銭青銅貨、竜1銭銅貨、2銭銅貨他安価なコインがたくさん入っていました。コイン屋さんはこのコインを単品で買ってもらうつもりではないだろう、他の商品と一緒に買ってもらい、コインを楽しむ入口を作っていそうだと思いました。

 

例え傾打ではなくても、1枚10円でコインが買えるなんて感激ですよね。

 

 

Part2の穴銭へ1枚追加

側面がキリリと立って赤く見えるので、赤側五銖だと思っていたら、赤側五銖は「朱」の縦棒が上へ長く延びるものらしい。郡国五銖のようだ。この銭も中国と日本で色々な人が色々なことを言い、分類、名前まで異なる。何を信じれば良いのやら…🤣

 

Part2のマイナーコインへ4枚追加

アメリカ1セント、ニッケル銅貨。ラージセントから小型軽量化していく途中の1セント。銅88%、ニッケル12%。この時しか出てこなかった金属配合割合。この後登場する銅75%、ニッケル25%の白銅貨がコインの主流になっていく。

 

大東二銭銀貨。現代もてはやされる人気のカラーコイン。コインに色を付けようという試みを140年も前に先取りしていた面白いコイン。平金は鋳物製にもかかわらず、側面にギザを持ち機械打刻されたような作りも面白い。打刻風鋳造コイン🤣

 

中国 清・奉天省 當十銭。真ん中に四角の穴を持つコインは鋳造穴銭がほとんどですが、機械打刻で穴銭風の四角い穴が開いている面白いコイン。鋳造風打刻コイン🤣

 

イギリス 1ポンド 銀製ピエフォーのプルーフ(左)。厚みが7.2㎜もある。流通用の1ポンドニッケル黄銅貨(右)自体がすでに分厚く、そのピエフォーなのでさらに分厚い。🤣

2000年銘でウェールズ竜のデザイン。2000年は辰年。辰年のキャラクターは竜。偶然にも干支コインとなっているところが面白い。

 

 

 

オートアンテナチュナーが市販されていて、適当にワイヤーを張るだけで電波が出せ、アマチュア無線が楽しめます。5m程度のワイヤーでも3.5MHz帯が楽しめるとか…

一応出られる、聞こえるは聞こえるけど「飛ばねー」みたいな経験ありますよね。

 

アンテナチュナーにも整合が取れるインピーダンスの範囲があって、極端に低い値や高い値は苦手です。では、そういった値にならない長さは有るか?と思い計算してみました。アマチュアバンド各周波数帯でよく使いそうな周波数を中心にして波長を計算しました。

1.84MHz 1λ=163.04m 1/4λ×0.95=38.72m 1/2λ×0.95=77.45m

3.51MHz 1λ=85.47m 1/4λ×0.95=20.30m 1/2λ×0.95=40.06m

7.01MHz 1λ=42.80m 1/4λ×0.95=10.16m 1/2λ×0.95=20.33m

10.1MHz 1λ=29.70m 1/4λ×0.95=7.05m 1/2λ×0.95=14.11m

14.1MHz 1λ=21.28m 1/4λ×0.95=5.05m 1/2λ×0.95=10.11m

18.1MHz 1λ=16.57m 1/4λ×0.95=3.94m 1/2λ×0.95=7.87m

21.1MHz 1λ=14.22m 1/4λ×0.95=3.38m 1/2λ×0.95=6.75m

24.9MHz 1λ=12.05m 1/4λ×0.95=2.86m 1/2λ×0.95=5.72m

28.2MHz 1λ=10.64m 1/4λ×0.95=2.53m 1/2λ×0.95=5.05m

各周波数の1/4λから1/4λ刻みで長さを計算して、その長さに波長短縮率0.95を掛けた値をグラフにしました。縦軸がインピイーダンス、横軸がワイヤー長です。インピーダンスは厳格に○○Ωと計算できないので、1/4λでLo、1/2λで∞としています。長さは実際に張れそうな長さで50mまでグラフにしました。これで傾向はわかります。

 

ざっと見て気づくことがあります。多くの線が同じ様なところに集まる長さがあります。グラフに○印を書き込んでみました。

13m,23m,37m,43m辺り(緑色の○)がインピーダンスが高過ぎず、低過ぎず良さそうです。高インピーダンスになるところ(茶色の○)はEFHW給電部や1:9のトランスをワイヤーとチューナーの間に入れると良いかもしれません。

 

私は手動アンテナチューナーを使っていて、ワイヤー長は13mです。10Mhz帯、21MHz帯へ出る時はEFHW給電部をワイヤーとチューナーの間に入れています。オートアンテナチュナーなら4:1のトランスを入れると10Mhz帯、21MHz帯でもチューニング取りやすくなると思います。

 

∞側に線が集まっているところもあります。

20.3m付近と40.6m付近です。ここを利用しているアンテナがEFHWです。20.3m付近には7,14,21,28MHzが集まっていて、40.6MHz付近では1.8MHzを除く周波数が集まっています。40m長のEFHWを作るとWARCバンドを含めて、1.8MHz帯を除くHF帯全バンドに出られそうです。

 

27.5m付近は全バンドインピーダンスが高過ぎず、低過ぎず調子良さそうな長さです。このグラフの中にアンテナのヒント他にも詰まっていそうです。

アマチュア無線専門誌「CQ Ham Radio」2026年3月号で

「ハイブリッドアンテナ」の製作が掲載されることになりました。

7ページ使って説明しています。

とても便利なアンテナです。

簡単です。

是非作ってみてください。😄

貴金属地金の値上がりが激しいです。過去にはプレミアム付きで売られていたコインの多くが地金買取価格に追いつかれてしまっています。

 

大手貴金属商の今日の買取値段は純金で27,794円/g、純銀で579円/gです。金属を混ぜているコインがそのままの値段で比較して良いかというと、当てはまらないと思いますが参考にはなると思います。

 

下の表です。地金値段が過去の販売価格の9割を超えてしまった種類を赤色フォントにしています。ピックアップした45種の内2/3が地金価格になってしまいました。デフレも有ってコインの値段は30年くらいほとんど変わりませんでした。財務省金貨放出後は一部の金貨で値崩れがありました。

 

先日「第49回 世界貨幣祭り」へ行きました。昭和の100円銀貨の売価は1700円/枚、1964年の東京五輪記念1000円銀貨は10000円超でした。元文小判金は30万円!安い時期の値段を知っていると、もう買えるコインは無いです。

長く低金利政策が続き、お金が世の中へばら撒かれていて、2%のインフレを目指すという政策が続きました。物価が上がりだしたと思ったら急激な値上がりで、給料の手取りが増えないままだから、年率2%のインフレがとても堪えますね。

 

もう2~3年この状態でしょうか。インフレは現行のお金の価値が下がっているということなので、コインが値上がりしているある部分はインフレによるものでしょう。そう考えると値上がりも仕方なしと思えるところがあります。しかし貴金属値上がりは日本の事情だけではなさそうです。

 

多くの人の家で眠っている昭和の100円銀貨、貴金属の記念貨幣は今、お宝に変わっていますよ。引き出し。箪笥の中を探してみてはいかがでしょう。😄

 

先日の催事でのことでした。会場外の休憩場所で中国語が聞こえてきました。あれ?中国は日本へ渡航を自粛と言っていたのにきているのか?と思ったら台湾の人でした。会場内で安い銀貨を探してたくさん買っていたようです。仲間内で成果の報告をしているところへ人が近寄って行きました。「100円銀貨あるよ。いくらなら買う?」「どれだけあるか?」「8000枚」「1300円までならOK」等商談をしていました。100円銀貨人気なんですね。8000枚もまとまるなんて、売りに出されているものも多いかな?

 

コイン商同士もお互いに在庫の融通をし合うようで、享保小判が品薄とか…会場での売価は55~60万円でした。数年前までは35~45万円でした。今地金で40万円弱、享保小判はさすがに地金では売れないようで、歴史的なプレミアムが乗るようです。

 

一分銀は5000円/枚!10年前は入札誌等では1500円/枚~落札できました。銀は100円/g程度だったかな?時代は変わりました。

 

赤色フォントになった種類のコイン達、今後は地金の時価で売価が上下しそうです。…となると、

売価=地金値段+売価×0.2(コイン屋さんの儲け)+歴史的プレミアム売価×0.2

売価=地金値段×1.4倍くらいか?

 

一分銀では

銀が8.5g×500×1.4≒6000

小型50銭では

銀が3.56g×500×1.4≒2500円

新十円金貨

金が7.5g×25000×1.4≒262000円

元文一分判

金が2.11g×25000×1.4≒74000

享保小判金

金が15.31g×25000×1.4≒53.5万円

…まぁそんなもんですかね。

 

貴金属の上昇で大化けした種類は何だろう?

明治二分判、元文一分判、天保二朱判、昭和の100円銀貨、旭日50銭銀貨、小型50銭銀貨といったところでしょうか。

 

…等々、一覧表を作っていて思うのでありました。🤣

 

 

コインコレクターのホームページ Part2

「大重厚な奴らコレクション」のコイン写真入れ替えと追加を行いました。

「大重厚な奴ら」とは、大きくて、重たくて、分厚いコインのことです。

概ね、直径35㎜以上、重さ30g以上、厚さ3㎜以上を指します。

 

1枚目

日本コインで、秋田・鍔銭の長尾です。

入れ替えた理由は、50g超の鍔銭が入手できたから。

長径:53.3㎜、短径:48.7㎜
重さ:50.4g
​厚さ:3.3㎜

鍔銭は50gに迫るものはありますが、50gを超えるものは少なめです。50gを超えるものがあるなら、大きくて、重たくて、分厚いコインを集める者として、50gの大台を超えたものを持ちたいです。

 

よく見る短尾は、長尾、中尾より作りが粗い感じがします。持つなら長尾、中尾ですが安価な長尾となります。短尾の鳳凰は少し簡略化されているところも私にはイマイチなところです。

 

これ↓↓↓短尾

短尾は穿内、輪外縁とも垂直に仕上げられています。対して、長尾は穿内はテーパーを付けて仕上げられています。このものは外側にもテーパーが付けられています。側面から写している写真を見るとよく分かります。こんなところに作りの丁寧さを感じます。

 

差し替える前の鍔銭がこちら↓↓↓

 

 

2枚目

ポルトガルの銅貨で、40レイスです。

直径:35.7㎜

重さ:34.97g

​厚さ:4.2㎜

既に、1枚UPしていますが、デザインが異なるので入手しました。リムが立てられていなくて、デザインがすり減ってしまい、状態としてはF~VGと悪いです。状態が…あそこが…ここが…なんて言っていると次の入手機会が無くなってしまうのがコインです。「あッ!」と思ったらとりあえず入手することがコレクションを進めるコツだと思っています。

 

先にUPしてる1832年銘は直径:35㎜、重さ:33.5g、​厚さ:4.1㎜で、今回のものより若干小さく、軽いです。誤差の内かな…?

 

この銅貨には直径が同じで、厚さが異なる10レイス、20レイスもあります。10レイスは12~13gぐらいあるので4倍厚まではいかないけど、ピエフォーのようで好きです。

 

今回は以上2枚です。

 

 

以前書いたものは、ワンダーループの給電部を作り、L部分を取り替えて色々な周波数へ対応できるものでした。

今回は、中波受信用に作っていたフラフープに仕込んだMLAをワンダーループへ改造します。
改造前が下です。
内側にあるピックアップ用のループが消えてスッキリするはずです。
 
下が回路図。

下リンクの効率計算から、L部分は太い方が効率が上がると分かります。

Small Transmitting Loop Antenna Calculator

ローカル局からエアコンの配管に使う銅パイプをいただきました。外径6.3㎜です。フラフープの内径は12㎜なのできれいに収まりそうです。

回路どおりに組むと給電部はこんな感じで収まりました。

バリコンを2つにしている理由

中波用ラジオ用ポリバリコン、多分、容量340pf。羽が全部抜け切っても数十pfは容量がある感じで、SWRの落とせる最高周波数が24.63MHzで止まってしまいました。ループ長は2.8mあるので、30MHzくらいまでは使えるはずです。

上の計算サイトでは、ループは目的周波数の1/4λ~1/8λが望ましいとしています。別のMLAのサイトではループは使用最高周波数の1/3λ以下と書いているところもありました。望ましいと実際に使えるは別ですから、1/3λと考えると2.8mのループでは33Mhzくらいまで使えそうです。

中波用ポリバリコンでは24.63MHzで止まってしまうので、24.89MHzから始まる12mbで使えません。FM放送用ポリバリコン27pfへ切り替えて24MHz帯、28MHz帯へ対応させます。

 

固定値コンデンサーを追加する理由

7MHzより低い周波数では、更に効率は落ちて送信では使い物にならないと思いますが、3.5MHzを受信だけでも楽しむため、HF帯全体の受信も楽しめるようにするため、中波用バリコンの容量と同じくらいの固定値コンデンーを追加できるようにしています。一つは300pf、もう一つは600pfです。中波用バリコンの羽が入りきった値を1つ追加、2つ追加の状態が作れます。

 

固定コンデンサ―の直径が大きなものを使っている理由

上の計算サイト7MHz、5W、周長2.8m、Lの外径6.3㎜として計算すると

効率3%、コンデンサーにかかる電圧274V、回路に流れる電流が4.98Aと出ます。

電圧、電流とも大きな値です。大きな電流を流すには大きな面積が必要です。よって直径の大きなコンデンサ―を用います。給電部の中の配線もできるだけ太い線を使います。1㎜錫メッキ線、1.25sq被覆線等。元々マイナス利得のアンテナです。少しでも効率を落としたくないです。

 

…ということで、でき上りを屋内で吊してみました。

ピックアップ用のループが無くなってスッキリしました。

 

屋外へ持ち出してPOTAのACTで使いました。JP-1460です。

10MHzで1QSO、7MHzで10QSO。ACT成功までに要した時間は20分でした。1/4λ短縮バーチカルやEFHWを使うと8~10分で10QSOに達しますから、計算値どおりの実力でしょう。しっかり使えます。

 

私はアパマンなので、自宅ベランダ内に設置して使ってみました。軒下に吊るしています。

7MHz帯~28MHz帯の7バンド全部でQSO成立、9QSOできました。まだDXはできていませんが沖縄には飛んでいます。自宅ではいつもLWを使っています。たった88cmのループ1つでこれだけ遊べるなら、もうLW設置を止めてワンダーループにしても良いかと思いました。

 

何といてもQSYが楽です。バリコンをチョイチョイと回して、ノイズが多くなるところで止めれば、それでSWRが落ちていて送信可能です。

 

このワンダーループ・アンテナの重量は560g、銅パイプを使ったため少し重さがあります。フラフープを使っているため形を変えることはできません。しかし持ち運んで展開する必要が無く、どこかに吊るせば即QRV可能なところは利点です。移動でも固定でも使えます。とても便利なアンテナです。

 

ここから下はフラフープ/ワンダーループ・アンテナの帯域幅、SWR特性を書きます。

どこの周波数でもSWRはピタリ1.0になることは無いです。概ね1.1~1.2が最低です。

 

SWRが1.5以下となる周波数は3.21MHz~31.24MHz。

VC1で可変できる周波数は、5.66MHz~24.63MHz

VC1+300pfで、4.00MHz~5.47MHz

VC1+600pfで、3.21MHz3.82MHz

VC2では、18.02MHz~31.24MHz

 

SWRが1.5以下となる帯域幅

3.5MHz帯 最低SWR1.4、SWR1.5以下幅は10KHz

7MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は30KHz

10MHz帯 最低SWR1.1、SWR1.5以下幅は65KHz

14MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は105KHz

18MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は145KHz

21MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は180KHz

24MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は240KHz

28MHz帯 最低SWR1.2、SWR1.5以下幅は320KHz

 

3.5MHz帯を除くとある程度広い帯域でSWR1.5以下となるため、一度合わせればバンドチェンジするまでバリコンの調整は不要です。

 

たった88cmのフラフープ1本でHF帯全部楽しめるアンテナって凄いですよね。😍

便利ですよね。😊

ワンダーループ・アンテナ作りましょう。

イレクターパイプを組み合わせて、徒歩移動用アンテナベースを作ってみた。

 

POTAのActをしていると駐車場がない公園が出てきます。公園によっては公園内の樹木へロープをかけたり、縛ったり、地面へペグを刺す行為が禁止されています。また地面がコンクリート、アスファルトで覆われていることもあります。色々な状況に対応できる運用方法を持ちたいというところが狙いです。

 

材料費は約1300円。

30cmのイレクターパイプ5本、末口25mm、5.4m長の釣竿を保持したいので、水道用継ぎ手ソケットVP20-25が1つ、イレクターパイプを十字に保持するJ-15Aというソケットが1つです。

 

VP20側へイレクターパイプを差したいです。イレクターパイプ外形は27.6mm、継ぎ手ソケットVP20側内径は26.1mmです。そのままでははまらないので、イレクターパイプの樹脂で覆われている部分を長さ38mm剥がすと継ぎ手ソケットへピタリ嵌りました。接着剤で固定です。これらの重さは966gでした。

 

組み立てるとこんな感じ。↓↓↓

 

VP25を差して、釣竿を立てるとこんな感じです。↓↓↓

良さげです。

 

今まで2つ上の写真で右側に映る、単管パイプのエンドベースを使っていました。

こんな感じ。↓↓↓

 

エンドベースだけでは釣り竿は自立できなので、ベースを地面へペグで固定して、釣竿を保持するため、雨どいたてパイプをたしていました。これらの重さは1109g。143gの装備軽量化もできました。

 

今日は雨天、今度晴天になったらイレクターパイプで作ったアンテナベースの使い心地を試してみます。強めの風が吹くとどうなるか…

自宅のLWは全長13.5m、10.1MHz帯と21MHz帯のチューニングが合わせ難く、飛びも今一。考えてみれば、13.5mは大体10MHzの1/2λ、21MHzは1λになります。…そうか!EFHWだ!!と思い付き、移動で使っているEFHW給電部付けると、10MHz付近と22MHz付近で、SWR2となっているところが確認できました。13.5mワイヤー➡EFHW給電部➡アンテナチューナーと接続して、10.1MHz帯、21MHz帯を運用すると調子良く、飛びも聞こえも満足です。

 

移動用給電部を自宅で使っていると、移動運用へ出かけた時に持ち出し忘れてしまいまそうなので、自宅用にEFHW給電部を作りました。

・22回巻3回目タップ

・線径1Φ

・50Ω側Cは150pf直列で75pf

…としました。

 

1Φの線は太いため、他の製作記事で行われている、巻初めからタップを取るまでの線をよじって巻く行為は止めました。タップとなる3巻目を過ぎたところで、銅線の絶縁被覆をヤスリで剥がして、別の線を半田付けしています。SWR特性は下のとおり。

 

ウン!?と気付きました。0.6Φで巻いている移動用EFHW給電部より全体的に低SWRです。特に7MHz!0.6Φは1.5~1.55なのに、1.35です。太い線に変えてSWRが下がるなら…と、移動用EFHW給電部も1Φの線で、2個とも巻き直しました。

0.6Φ時と1Φ時のSWR特性を比較しました。

↓↓↓

コア型番、材質、巻き方も同じなのに特性が僅かに違っています。でもグラフ波形の特徴は同じです。

 

0.6Φで巻いている時は、50Ω側に68pfのコンデンサーを入れています。これの影響だと思われるのが、24.9MHzで一旦上がったSWRが28MHzで落ち、また30MHzで上がっています。ちょっと不自然な波形ですよね。

 

1Φで巻き直して50Ω側Cを75pfとしたら、全帯域で0.6Φ巻の時よりSWRは低下して、28MHz付近の不自然さが無くなりました。7MHzでSWR1.5を下回っているところがうれしいです。

 

暖かい日を見つけて、実際にワイヤーをつないでSWR特性を確かめたいです。

 

EFHW全体の製作についてはこちら

↓↓↓