全羅線途中下車の旅
３日目は全羅北道の南原（ナムォン）
その昔 何気なくつけたTVから始まった韓国映画 それが「春香伝」でした
当時 韓国語はもちろん韓国の文化についても知識がなく
異国の言葉と衣装に引き付けられ最後まで視聴してしまったのですが
この「春香伝」が初めて観た韓国映画でした
春香伝とは？
南原を治める高官の息子・モンニョンはブランコに乗る春香（チュニャン）に一目ぼれし
猛烈にアタックし 二人は愛し合うようになる
ある日 モンニョンの父が漢陽（現・ソウル）に転勤となったため
２人は永遠の愛を誓い 離れ離れに
漢陽で科挙合格のために勉学に励むモンニョンに対し
春香は新しく赴任してきた高官から自分の女になれと強要される
モンニョンと永遠の愛を誓った彼女は頑なに拒否し続けたため 牢獄に閉じ込められ
いつ処刑されるか分からない身となってしまう
そんなある日 悪高官の誕生日を祝う宴が開かれ そこにモンニョンが現れる
モンニョンは科挙に合格し 地方役人を秘密裏に調べる役人になっていて
ずっとこの悪高官を調査していた
全ての悪行を暴き春香を助け出すと 二人は幸せに暮らしました
こんなストーリーです
朝鮮時代から語り継がれてきた両班とキーセンの娘が結ばれるという愛の物語で
この「春香伝」の舞台こそが広寒楼（광한루원 クァンハルル）
春香がブランコに乗っていたのも 悪高官の誕生日会が開かれたのも
この広寒楼となっています （あくまでも物語ですけどね）
そんなところからこの苑内には春香伝にちなんだ建物があり
祠堂
春香画
春香の家を表現したもの
월매집（月梅の家）となっていますが 月梅（ウォルメ）とは春香の母の名です
物語に春香の父は登場しませんが キーセンだった母に下働きのいる大きな家を与えているので
相当な権力者のようです
知人と優雅な時間を過ごす母 (≧▽≦)
台所では下働きの者が調理中
映画でも春香とモンニョンそれぞれの下働きがよく働くんです
針金ハンガーはこの時代にない！！
トイレ？
牢獄に入れられてしまった娘のために母が祈り続けた場所
離れは春香の部屋
ここで永遠の愛を誓っちゃうのね (〃∇〃)
春香が乗ったブランコの再現
このブランコ こぐのが難しいみたいでカップルが苦戦してたっけ ( ´艸｀)
春香伝は物語なので実際にこの家で生活していたわけではありませんが
朝鮮時代の暮らしぶりを覗くことができ また春香伝への想像の世界が広がりました
남원 광한루는 '춘향전'의 배경이 된 곳이다
地図 コネスト
全羅線途中下車の旅 ３日目
【南原】屋根部屋のプリンスのロケ地・広寒楼苑（クァンハルルウォン）
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