娘が、午後9時30分ごろ塾から帰ってきた。


今日、水曜日は学校の授業が、1時間早く終わる。

一旦家に帰り、それからまた学校に戻って部活。

学校で時間を潰して部活はダメなようだ。


午後6時50分に急いで帰ってきて、

シャワーを大急ぎで浴びて、着替えて塾。

塾は午後7時から始まる。


夕飯は、塾から帰ってきてから。


だから、午後9時30分前に帰ってきた娘が

すぐに夕飯が食べられるようにと・・。


「ただいま」と娘が帰ってきた。


「疲れたね。夕飯すぐに・・・・」と言いかけたら、

娘が話し出した。そして泣き出した。しょぼん


理由はこうです。


塾から自転車で帰ってくる途中、

おまわりさんに止められたらしい。


自転車を運転しながらスマホを見ていたらしい。


「名前は?」と聞かれ、防犯登録がされているかどうか

確認された。


そして運転しながら、スマホを見ていたので


「3年間のうちにまた見つかったら赤紙で罰金です」

と言われたらしい。


中学1年生の娘からしたら、

夜に警察に止められて、注意されるだけならまだしも、

赤紙で、罰金だといわれて

自分はどうなるんだろうと、

大変怖かったようだ。


「ママ、ごめんなさい、ごめんなさい」と

泣いた。少し震えていた。


警察の方が、注意してくださるのはありがたいが、

中学1年生の子に、いきなり赤紙で、罰金と言うのは、

どうなんだろうと思った。


悪いのは娘ですが、

怖かっただろうと思った。

頭の中では、警察に一言、言いたい気持ちだった。


でも、ものは考えよう。

「大丈夫。注意してもらってよかったよ。」と娘に言った。


「怖かった思いはあるけれど、それはあなたの心を

 コントロールするだけで、そしてもう自転車を

運転しながらスマホを見なければ済むことじゃない」


「危ないことをしていたのだから、それは仕方ない。」

「あなたの心をコントロールするだけで済むことだよ。これは感謝しなきゃ。

何か起きていたのかもしれないよ。

おまわりさんに注意されなかったら、車にぶつかっていたかもしれない。

大けがをしていたかもしれない。

それより、貴女が小さな子供を不注意でケガさせてたかもしれない。


或は、誰かが可愛がっているワンちゃんや猫ちゃんを自転車で

あやまってぶつけて、すごく怒られたかもしれない。


もしかしたら、変な人にスマホを見ていることを良いことに

ぶつかられて、因縁をつけられたかもしれない」


「そんなことが起きたら、ごめんなさいですまないよ。

 相手に詫びても、詫びきれないことが起きてたかもしれない。

 弁償しろと言われても、出来ないかもしれない。」


「あなたのことは、じいじや、ばあばやご先祖様がちゃんと見守ってくれているから

危ないよと、教えてくれているんだよ。

こんな怖い目に合わなければ、きっと貴女は

ママが、危ないからスマホ見ながら自転車運転するのは、

やめなさいと言っても、大丈夫と言ってやめないでしょ。」


「きっと何かあったかもしれないんだよ。

部活が好きなのに、交通事故でけがしたらできないよ。

もしかしたら、脚を切断してかもしれないよ。


もっと、小さい子を傷つけていたかもしれない。


あやまっても謝り切れないことが起きていたかもしれない」


「だから、感謝なんだよ、こういうことが起きて

神様が、やめなさいと教えてくれている。

あなたの心のコントロールですむこと。

自転車を乗りながらスマホを見ないで良いだけなんだから。

どうしても見たいなら、止まってみなさい。動きだす時は、

ポケットに入れれば済むだけ」


「ママごめんなさいで済まないことがきっと起きている。

もしかしたら、今日、おまわりさんに止められなければ、

事故を起こしていたかもしれない。

1秒違いで、様々なことが起きることってあるんだから」


「やっぱり感謝ナノ。こうして注意されたことは、

良かったこと。

当たり前のように、テレビ見たり、夕飯種たりしているけれど、

もしかしたら、違ったかもしれない」


「教えてくれてありがとう。感謝なんだよ。

全然大丈夫。ありがたいことなんだよ。

守られているから大丈夫」


そんなこんなを言って、やっと娘の気持ちは

少しおさまった。


娘の気持ちは、帰ってくるまで不安な気持ちだっただろうと。

まして夜真っ暗。


ただ、ただどうしようと、どうしようと。


自宅から塾までは、結構距離がある。

十字路、狭い道から広い道に。

狭い道から中途半端な道を横切るところ・・・・

人が多い道。


たくさんある。


だから本当に、大変なことが起きる前に

天から?先祖から?の、守護霊様?からの声で、

教えてもらったのかもしれない。


無事に帰ってきてくれたことに、いつも通りに帰ってきてくれたことに

感謝です。


先月も寝屋川で、中学1年生がとんでもないことになった。


毎朝様々な悲惨なニュースを耳にする。


前日は想像もしない「まさか」が起こる。

わが身でないと思っていることが、おこる。


だからこそ、毎日いつもの通りに暮らせていることに

感謝。


何かあってもなぜこうなのか、考えれば感謝する。


色々なことが起こる前に必ず前触れがある。

教えてくれている。


そういうことにちゃんと心を傾けておかないと。


娘に言いながら、私も本当に思った。

無事に帰ってきてくれてよかったと。


今のうちに怖い思いをしてよかった。


もうしないだろう。だからとんでもないことは、

0%とは言わないけれど、何か起こるパーセントは

かなり下がったはず。


本当に感謝なんだと。


ありがとうございます。