IT業界によって、開発されたものの使い方が分からないことは多い。
ある人はそれを簡単に使いこなせ、またある人は説明書を見ても全然分からないなど、知識の有無は人それぞれである。
分からない時点で、自分は頭が悪いとか年を重ねているからだろうかとか色々と悩んでしまうかもしれない。しかし、だからといって分からないことは分からないままにせずに、なんとか問題を解決していくという姿勢が重要になる。
自分が分からないことによって、時代に乗り遅れてしまう、乗り遅れてしまうと感じた場合、そこで諦めずに専門家に聞き、使い方を学ぶと良い。そうして実際に使い方が分かると、より自分の生活が楽しく便利になるということも多いためである。
そしてその可能性を自らの手で断ち切ってしまうということは非常に勿体ないことであると言える。

努力した上でどうしてもできなかったという場合、それは仕方がないことである。しかし学んだことにより、おそらく今までの自分よりも確実に成長できている。また、少しは理解できたという事実が、自信にもつながっていく。
このように自分に自信を持つためにも、途中で投げ出すというようなことをせず、使い方をマスターできるよう努力をすることが必要である。調べることによって、得られることも多い。

晴らしい劇的な製品を開発したシステムエンジニアにも分からないことは必ずあるため、分からないということ自体を恐れずにいることが重要である。

コンピューターシステムの開発では、ソフトウェアだけに留まらず、ハードウェアに関する知識も必要である。
ソフトウェアはハードウェアの上に成り立ち、ソフトウェア開発においてハードウェアの仕様を知っておかなければならない。直接的にハードウェア開発に関わらなくとも、詳しい開発スキルを持っていることは開発上有利である。

しかし、システムエンジニアはソフトウェア開発に関わるスキルについても勉強しなければならないため、ハードウェアに関する知識は優先度の高いものに絞って勉強する必要がある。あまりに広い知識を吸収しようとすると、実践で役立つ深い知識を学ぶには時間が足りない。システムエンジニアとして開発の仕事に従事するにあたって、どの程度のハードウェアの知識や操作スキルが必要であるかについて、ターゲットを絞っておくことが求められる。

またチームでコンピューターシステム開発を行う場合には、役割分担を決めておく事も役立つ。ハードウェアのスキルに長けたスタッフとソフトウェア開発で実力あるスタッフが、互いに短所をカバーすることで、コンピューターシステムの開発もうまくいく。
いずれにしても、ハードウェアやソフトウェアの知識は非常に広範に及び、更新も続けられている事から、勉強し続けることがエンジニアには必要である。
どのような学習の経歴を重ねてきたかによって、情報通信技術のエンジニアの職場での活躍の仕方も変わってくる。