僕は本が大好きだ。
小説は勿論教科書だって聖書だって好きだ。新しい教科書なんかの印刷の匂いがたまらない。国語の教科書なんかは文字数もおおく最高だ。まだ見ぬ未来の匂い、冒険の匂いだ。
僕が本を好きになったのは小学4年生の頃だ。
十個違いの従兄弟から借りた「僕らの7日間戦争」っていう小説がきっかけだった。これは宗田理の代表作、「僕らシリーズ」の第一段。同時は従兄弟が何故この本を貸してくれたのか分からなかったが今は少し分かる気がする。
本の登場人物は中学生大人達相手にいたずらによって今までの仕返しをする。主人公達は特に悪ガキって訳でもなく至ってふつう。そう、まるで同時の僕だったわけだ。
7日間戦争は勿論他の作品も殆ど夢中になってよんだ。その殆どを学校の図書室で借りていた。読む本は次第に増えていった。勉強そっちのけで読んだ。遊んでる訳ではないので親も特に何も言わなかった。
四年生の終わりには校長先生に沢山のを本を読んだという「多読賞」って賞を特別に作っていただいて表彰された。なんと金メダルももらった!
たしかその時には一年間で六百冊位読んだと記憶している。
それぐらい本の世界に夢中になってたって事。そして今でもそのドキドキは止まらない。
もしあなたが「僕らシリーズ」を読んだ事がなかったらぜひ。
そして、もしあなたに中学生位の真面目で退屈そうな親戚がいたら「僕らシリーズ」をプレゼントして欲しい。
僕は今日も本の世界に旅をし主人公と友達になりヒロインの女の子に恋をする。
今日もいい感じだ。