私が高校生の時、学校の近くにいかにも怪しい感じの占い師がいた事を覚えてる。


『千代子。占い、100円だって』
『行ってみる?』

『あの、恋愛運って占ってもらえますか?』

友達の千紗と二人で椅子に座ると、占い師がじっと私たちの顔を見てきた。


『うーん、君は早くに結婚して子供がすぐ生まれる。……でも相手は気をつけた方がいいね。君が好きになる男には浮気癖がある』

『え、当たってるんだけど』


『一方で君の方は………恋愛にとても苦労するね。』


『そうなんですか?』


苦労すると言われたことはすごく覚えていて、結局その後に何を言われたかは覚えていない。




でも、数年経って言えることは私も千紗もその占いが驚く程に当たってしまっていたということ。


本当に……なぜあの時の占いの結果なんて覚えていたんだろう。