司馬遼太郎の「花神(下)」を読みマスタ(ロ_ロ)ゞ | ピョロ口大佐、ぷらり旅・・・って、旅はしてない。

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風景とか花とか、自衛隊とか。。。いい画が撮れたらいいなo(^-^)b

秋は、読書の秋でもありんす(*^ー゜)

ってなことで、だいぶ時間がかかりましたが

司馬遼太郎の「花神」最終巻(下)を、やっと読み終わりマスタ(ロ_ロ)ゞ

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大村益次郎こと、村田蔵六の最後までが描かれております。

第二次長州征伐から幕末、そして戊辰戦争へ。

村医者だった村田蔵六が、最後は新政府の倒幕軍総司令にまで上り詰め

的確な指示で、旧幕府軍を次々破っていくのですが、

人が栄達すれば、妬みは必ず起きるもので、結局その妬みにより

・・・坂本竜馬と同じく、後に名も残らない様な刺客に・・・・

ただ、竜馬と違い、なんとかその場では命を長らえるも、その時負った傷で

帰らぬ人となるわけです。

この大村益次郎が、なぜ日本陸軍の創設者と言われる理由も、少しながら

語られております。

彼が表舞台へ立った期間は、ほんと数年の短い期間(明治2年没)だったのですが

その間に、後の日本陸軍の基礎をすべて作ったと言っても過言ではないそうです。

彼の死後8年後に発生する西南戦争を、ほぼ完璧に想定。首魁が西郷になる事も、

九州から起きる事も、すべて見破っておったそうです。

司馬遼太郎は、坂本竜馬や大村益次郎を殺めた、

混乱期に起きる暗殺というテロ行為を、

ほんと憎んでいるんだなって思います。