みなさん、おはようございます
ぴょん吉です![]()
彼女との日常を小説にしてみました。
初めてなので温かい目で読んで頂けたら嬉しいです![]()
日ごとに1章づつ書いていこうと思ってます![]()
ー第1章ー朝の挨拶
とある休日の朝
同棲中の彼女の「おはよ」という
可愛さと優しさに包まれた声で夢から醒めた。
おでこへ、小さく短めの『チュッ』という
音をたてながらキスしてきた彼女は
まだこれは夢の中なのか?なんて寝ぼけている僕を、少し満足気な、しかしとても幸せな顔をしてこちらを覗きこんでいる。
(夢か、なんてどうでも良い)
幸せな僕は、まだ眠いせいもあり
目を細めて微笑んだ。
「良く寝れましたか?」
9つ歳上の彼女が珍しく敬語で話しかけてくる。
昔は敬語を使われるのは珍しくなかった。
歳上彼女が僕にそうだったのは、決して僕が老けているからではない。むしろ童顔だ。
彼女とは職場で知り合った。
僕が店長として赴任した店舗で彼女は働いていたのだ。
(とても一生懸命で、気遣い強いで、ムードメーカーな人だなぁ)という印象を受けたのを覚えている。
一緒に働く時間が経過するにつれ、互いに惹かれ合い、彼女からの告白で交際する事になった。
今はもう仕事を変えてしまったが、当初は付き合っていることか職場にバレない様、彼女は敬語で話をしてくれていたのが懐かしく感じた。
同棲をしてからというもの、彼女からの
「お疲れさまです」が毎日聞きたくて仕事を頑張っていると言っても過言ではないだろう。
その『お疲れさまです』以外は当然タメ口で話している。
だからこそ起きて早々の『良く寝れましたか?』にキュンキュンした。
(朝から幸せだなぁ)
僕は今起こっている事が、夢ではないことを確信しながら呑気に目を擦る。
窓から見える竹やぶにとまっている、目を引く綺麗な野鳥が「チュンチュン」と高い声で晴天を知らせてくれる。
「おはよーーーう。あぁ、よく寝たーーー」
身体を目一杯伸ばしながら、あくひ混じりな声で彼女へ朝の挨拶をした僕は、とても幸せに包まれる良い香りが、部屋中に漂っていることに気がついた。
芳ばしいコーヒーの香りが僕の心を落ち着かせる。
きつね色を想像させる小麦とバターを焼いた香り。食パンの焼けた香りだ。
つい先程まであった眠気は、気がつけば無くなっていた。
酸っぱい匂い、お酢の匂いだ。
なぜお酢の匂い?と内心思ったが、気にしない事にした。
洋朝食を作ってくれたのだろう。最高な朝だ。
第1章ー完ー

