☆命 | 『砂肝日記』

『砂肝日記』

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酔っ払って明け方になると話をしたくなるのです。
心底無価値な人間がくだらないことを書いてます。

  ・・・読まないでください・・・

当たり前だけど・・・ピョン太は日に日に歳を取ってゆく。

彼にとっては人間の一日が1週間ほどにあたる。

明日の朝のピョン太は、1週間後のピョン太ということだ。

留守番はさせたくないけど、お互いに生きていくために仕事に向かう。

仮に死に目にあえなくとも、それは仕方がないと覚悟をしている。


・・・・・


今日、帰宅したらピョン太が見当たらない。

台所には吐き戻したものや、おしっこやらウンチやらが散乱してた。

家中を探し回ってやっとみつけた。


食器棚の後ろ、それはもう狭い空間に挟まっていた。

引っこ抜いて抱き上げたけど意識が朦朧としていた。

呼吸が少なく細かい。


もう、ダメならば仕方ない、と覚悟を決めた。

抱っこしたまま死んでくれたら本望だ。


たくさんのタオルを身体に巻いて1時間ほど抱っこしていた。

そしたら、細かった呼吸が、寝息に変わっていった。

冷たくなっていた身体は熱を取り戻し、今は穏やかに眠っている。


焦った・・・。


もう少し、一緒にいたいな。

キミがいなくなったらオレはまた一人になっちゃうんだ。

頑張ってね。