▼『自信』という言葉を使うな 


今回は『自信』という言葉が貴方に与えている影響について、そしてタイトルの通りその言葉を使わない方がいい理由について、お話していきます。


自信という言葉を聞くと、人によってポジティブな印象を持つ人もいれば、ネガティブな気持ちになる人もいるでしょう。


このブログではポジティブ/ネガティブのどちらのニュアンスであれ、そもそも自信という言葉を使わないで欲しい、というお話をします。


『自信』という言葉の罠


考えてみて下さい。


新しく何かに挑戦するというときや、内省をするときなど、ふとした時に「自信がないなぁ」という言葉が出てきたことはありませんか?

そこでもう一歩考えてみて欲しいんです。


本当に自分に自信があるとき、貴方は『自信』という言葉を使いますか?


言わないんじゃないですか?


自分が本当に自信のある分野や当たり前にできてしまうことに対して、わざわざ「自信があります!」とは言わないですよね。


靴を履くことやドアを開けることに「私は自信があります!靴履けます!ドア開けられます!」とは言わないように。


私達は本当に出来ることに対しては自信という言葉を使いません。


つまり、


自信という言葉は出来ないと思っていることにしか存在しない。


ということです。であれば、

私達は自信という言葉を使っている時点で、既にその出来事に対して、何かしらのネガティブな感情を持っているということになります。


ですから私は、そもそも自信という言葉を使わないで欲しいと思っています。


前述のことからすると、例えばわざわざ「自信があります!」と表明することは、必要のないネガティブな感情を呼び起こしていることに変わりないとは思いませんか?


逆に、過去に「自信がない」という言葉を使ったタイミングを思い出してみて下さい。その言葉を言うことで自信がついたでしょうか?当然つきませんよね。むしろ、不安にしかならないでしょう。


確かにそのように言えば周りの人が励ましの言葉をくれたかも知れませんが、そう言うことで直接的に自信がつくなど、いいことはそんなにないですよね。


つまりそれは考えるだけ無駄なことなのです。


私達はなにかについて『自信』という言葉を使用するとき、そのことを考えれば考えるほどドツボにハマっていきます。


なのでそもそも自信という言葉を人生に介在させることが無駄、ということです。


以上の理由から自信という言葉を使うな、ということを伝えたいのですが、では、自信という言葉の代わりに使って欲しい言葉があります。


自信ではなく、この言葉を採用しよう



それは『勇気』です。




勇気を出した分、後から自信がついてきます。


自信とは、勇気を出した回数。


つまり【勇気×n=自信】です。


私達が「自信がないなぁ」という考えが生まれたとき、必要なのは、自信を持つことではなく、勇気を出すことなのです。


勇気とは、今までやったことのないことをするときに必要になるものです。
今まで、貴方はどんなときに勇気を出してきたでしょうか?


・転職するとき
・受験をするとき
・告白をするとき
・会社を辞めるとき
・住むところを変えるとき
・高額な買い物をするとき


学生の頃の「進級」も勇気を出した経験と言えるでしょう。


それがたとえ、強制力からやらされたことだとしても「やった」という事実が大切なのです。


1年生から2年生に変わる時のクラス替えは、物凄く緊張してドキドキした人が多いと思います。


私にDMを送ってきてくれた時、勇気を出したのではないでしょうか。


ポイントは、我々には誰しも、もともと勇気が備わっているということです。


勇気のない人はいない、そして…

我々が恐怖を感じ、「自信がないなぁ」とネガティブになるときというのは、過去の失敗した時の記憶が再活性し恐怖を感じているだけです。


大切なのは、その恐怖にとらわれず、勇気を出すことを決めることです。


これしかありません。


勇気を出す方法は、勇気を出すことしかないのです。


私達が最も恐怖を感じるのは、それを始める前の瞬間です。
逆に言えば、飛び込みさえしてしまえばどうにかなるのです。


例えば、会議やセミナー等で、誰も手を挙げていないときに手を挙げて発言をすることは勇気がいるでしょう。


「発表することないな」と思っても、率先して手を挙げることができれば、そのときにはもう手を挙げることへの恐怖は解消されています。


ここまで読んでくださった方、そして普段私の発信を追ってくださっている方には、ぜひ『勇気を出す癖をつける』ということを持ち帰っていただきたいです。


人生の中でこの癖、勇気癖をいかにつけていくか。


これは『リスクを取ること』とも表現できます。


普段の生活の中でも、勇気を出してリスクを取れることはたくさんあります。


・ゴミを拾う
・電車やバスで席を譲る
・率先して笑顔で挨拶をする
・道で困っている人に声をかける
・職場で誰かのサポートをする
・コミュニティでイベント運営する


やったことがない人には、どれも勇気が必要でしょう。
普段こういったリスクを取り慣れていない人は「断られたら恥ずかしいな」「周りの人が見てるしな」などの、思いが生まれます。


つまり、勇気を出そうとしたときやリスクを取ろうとしたときに、ネガティブな言葉が出てきた時こそ、チャンスと言えます。


もちろん、勇気を出して行動した結果、恥をかいたり、失敗したりするリスクがあるかもしれません。


しかし、その小さな勇気とそれを乗り越えた経験が、貴方を強くします。


世の中で結果を出している人は、例外なく勇気を出し、リスクを取り続けている人だと断言します。


普段の生活から、小さなリスクを取ることに慣れていき、さらに大きなリスクを取って勇気を出し続ける習慣をつける。


人生はこれの繰り返しです。


地道なんです、自信をつける道というのは。


では、貴方の日常において、勇気とリスクを伴う行為であり、今までやっていなかったことは何があるでしょうか。


たくさんあると思いますし、慣れてくれば生活している中で「あっ、ここ勇気を出すポイントだな」とその場で気がつける様にもなるでしょう。


ぜひ、この画面を閉じた瞬間から『自信』という言葉を使うのをやめ、『勇気癖』をつけていってください。


最後にこの言葉で〆とさせていただきます。

私たちに必要なのは自信でも実績でも過去でもない。
ただ勇気だけが必要で、それだけが人生を動かす。

逆に言えば勇気以外は要らない。
意気地なしは前に進まない。

ただそれだけだ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。