いつの日か 胸を張って
帰って来たよ
そう 言いたくて
いつの日か 歩き出した
ただひたすら認められたくて
例えば。
なにか変わった?
と聞かれたら。
なにも変わってない。と答える。
それでも「なにかあるでしょ? 」
と言われる。
そんな時は、日焼けしたとか髪が伸びたとか海パンを買ったとか。
だってそんなもんないんだもん。
変わったことなんて3ヶ月分だけ。
3ヶ月生きていた人と同じだけだもん。
出発する前からわかってたことだけどね。
ただただ楽しかった。
まだまだ若いけど、この歳になってやることの全てが始めてになるなんてことはそう無いと思う。
毎日が新鮮でわくわくどきどきだった。
たった3ヶ月ではなにも変わらない自分。
街だって3ヶ月じゃなにも変わらない。
久しぶりになにも変わらない街を見て、なにも変わってない自分は、目頭が熱くなった気になっていた。
そんな訳ないんだ。
たった3ヶ月なんだから。
なにも変わってないんだから。
さてさて、これからというと。
おれはなんにでもなれます。
R-1も芥川賞もピューリッツァー賞も取れるし、平成のブラックジャックにもドラフト1位にも野田さんの後釜にもなれます。
まだ22歳だからね。
でもきっと10年20年同じことを言う。
ただ、こういうすごいことにあんまり興味が無いもんで。
お金は自分が生きていける分だけでいいし、良い服はいらないし、大きいお家も車もいらないんだもん。
だから、そんな偉い人たちよりも、楽しくて自由なことを探すよ。
見つけたらそれになるために努力する。
努力ってあんまりしたことないからわかんないけど、今からブラックジャック目指すより簡単でしょ。
来年はなにやってるのか、10年後は。
楽しみだなあ。
さてさて。
そんなわけで。
迫り来る茎わかめを押しのけておれは旅に出る。
お終い。
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