2月16日
この日私は何とか退院できました。
まだまだ貧血の薬は飲まなければならないけれど
いつまでも入院してはいられないからね。
ちょっと優雅にお茶でもして帰ろうと
母と病院近くの小笠原伯爵邸でお茶をして帰った。
息子の傍を離れるのは寂しかったけど、病院にいたって
会えるのはほんの二時間ちょっと。
明日からはまた毎日母乳もってくるからね!
この病院に運ばれて本当によかった!
私と息子の命を助けてもらった。
手術後、看護婦さんたちがかわるがわる来るたびに言ってた。
奇跡的だったって。ここに運ばれてよかったですね。って。
救急を受け入れている病院だけど、それでも出産で
今回のようなケースで、ここまで危なかったのも稀なんだそう。
沢山の人たちの手によって、それと家族の祈りによって
私たちは救われたんだ。
その事を忘れずに感謝して生きよう。
どんなことがあっても。
頑張ってくれたこの子を守ろう。
必ず幸せにしよう。
そう思った。
この日退院して一度家に帰り、
荷物だけ置くとまた息子に会いに病院へ戻った。
病院にいたときは気が付かなかったが、外を歩いたり
電車に乗ったり、するとフラフラした。
退院してからも体調は悪く、よくなるのにかなり時間がかかった。
でもこの日とっても嬉しいことが❤
息子の口からだったチューブがはずれ、鼻から酸素を送り込む
物に代わっていました。見た目は重々しいですが 本人はこちらの方が
ラクだそうなので、今日からうつぶせの
大勢でこのように寝かされるんだそうです。
うつぶせに寝ているせいか、原因は不明だけど
次の日からものすごく目が腫れていて、
私は心配でまた涙が出てきた。
体重も減ってるし、大丈夫だろうか・・・。
まだ一度も鳴き声すら聞いたことがないし・・・。
声を出すことが出来るんだろうか?
泣くこともできないんじゃないか・・・。
そんな私の不安を感じとってか
2月18日
かすかだけど息子の鳴き声を聞いた。
耳を澄まさなければ聞こえないくらいの
かすれるような 本当に小さな小さな声だけど、
ずっとずっと声が聴きたかった声。
とても感動したのを覚えている。
私を安心させるかのように 沢山動いたり、
口をもぐもぐしたり、指を握ってくれた。



