朝6時前…
ランちゃんの散歩…

ウン●済んだから
公園のベンチに座って
もう葉っぱが出てきた桜を見てた…

今日もエエ天気になりそうやなぁ~
と、はんなりしてたら…
自転車に乗ったおばちゃんが私に近づいて来た…
なんなん?
なんなん?
自転車に乗ったおばちゃんニコニコ笑ってる…
ランちゃんもジーーと見てる…
目の前に来た★★
『おはようございます…何ですか?』
たまらず私が口を開いた…
おばちゃんは自転車を降りて…
『あの…すんません…タバコ代貸してくれませんか…』
あ★★★
常習犯のタバコ代貸してのおばちゃんや★★★
ピーン!と来た!
前に早番行く時に
駅前でひっかかりその時は、小銭出してしまった私…
こんな所に出没したか★★
まだ、やってるんや★★
『見ての通り、犬の散歩なんでお金は持ってないです…』
『そうですか…すんません…』
また、自転車に乗ろうとした時に…
私…なんか…めっちゃ腹が立ってきた…
いつまでも、何、しょーもない事しとんねん★★
って思った瞬間に…
『あなた…前も駅前で私にそう言ったでしょ!!』
おばちゃんは…
あ★…て顔して…
『覚えてません…』
その返事にまた、腹が立ってきた!
『私は覚えてますよ!』
『私は覚えてません…』
また、言うかぁ★★
『あなたね、朝の6時からタバコ代貸してなんて、おかしいですよ!
朝は朝ごはん食べて家に居れば良いじゃないですか!!』
私…キレた★★
おばちゃんは下を向いて…
『今日ね…お金が入るんで…今はお金が無いんです…』
くわぁ~つらつらとウソこきやがって★★
『じゃあ、お金が入るまで待って、自分のお金でタバコ買えばいいじゃないですか!!』
『そうですよね…すいません…』
何が★
そうですよね!じゃ★★★
『今、震災で日本は大変なんです。タバコ代貸してなんて朝から言うて回らないで、家に帰りなさい!』
↑
なんの関係があるんや…(汗)
おばちゃんは
ベンチの私の横に座った…
動いたからビックリした!
しやけど、私の身体は目が覚めてるから
かかってこられても蹴りくらい入れられるぞ★★★
私は少し構えた!
が…おばちゃんは
『ハイ…帰ります…』
と、おとなしかった…
かかって来る様子は無い…
ランちゃんもジーーとおばちゃんを見て、クンクン鼻を動かしてる…
いざとなったら、ランちゃんも頼むで★
長居は無用や…
『行きますね!他の人に無心したらダメですよ!家に帰って朝ごはん食べなさいよ!』
↑
朝ごはんにこだわる私…
私は席を立った…
ちょいと心臓バクバクしてる…
ふん★
朝から気分悪いわ★
もう…
タバコ代、欲しかったら…
働け★働け★
ええ年こいてしょーもない事するな★
と…
プー太郎野良犬ミヌンは散歩を続けた…

※でも…ほんまは、めちゃくちゃ金持ちの奥さんやったりして…(笑)