膿皮症とは、犬の皮膚炎の中では最も多く見られる皮膚疾患の一つです。

皮膚の細菌感染によって起こり、皮膚に化膿が生じる事から、膿皮症(のうひしょう)と呼ばれています。

もともと皮膚が弱く乾燥しやすい体質の場合や、加齢とともに皮膚の新陳代謝が低下していたり、糖尿病などの内臓疾患によって免疫力が低下した際に、発症しやすくなります。

また、アレルギー性皮膚炎やニキビダニ症など、何らかの皮膚疾患を抱えており、皮膚のバリア機能が低下している場合にも、このような感染症にかかりやすい傾向にあります。

皮膚や被毛に溜まった汚れや、不衛生な生活環境が原因になる場合もあります。

春先から夏場にかけた、気温や湿度が高くなる時期に発症する事が多い傾向にあります。