鶴寝山・大マテイ山に、ミズナラとヤマグリ(シバグリ)の実を拾いに行きました。
ブナの大木が3本並ぶ場所です。今春発芽した実生も少数見られました。
大マテイ山頂付近のブナの大木。相変わらず美しいです。
尚、大マテイ山へ至る登山道は2年前に来たときと変わっていました。
ミズナラの実です。
全体的には落ち始めでした。ミズナラは落下するとすぐに発根するので、発根前のどんぐりを拾うのが難しいです。大きさ・形はバラエティーに富み、堅果は長さ2~3cmでした。
ヤマグリの実です。
堅果は直径2.2cmでした。昨年気づいたのですが、山地のヤマグリは里山のものよりも実が小さいのです。人里近くにある里山は植林もされたようなので、人間が実の大きい個体を選抜したり、栽培品種と自然交配したりしているのかもしれません。
山地のヤマグリは堅果があまりにも小さいので、可食部位は非常に少ないです。それでも動物達にとっては貴重な食糧なのでしょう。ニホンザルにも遭遇しました。
こちらは栽培されているニホングリです。品種は不明ですが、やはり実が大きいです。
また、久々に花と緑の振興センターにトゲナシグリを見に行きました。
一般的な栽培品種よりも堅果は小形でした。また、収量も非常に少なかったです。栽培されることが殆どないのには納得できました。
まだ熟していないので、果期は10月中旬頃でしょうか。
さらに先日、自宅近くの八百屋で利平栗が安売りしていたので、買って食べてみました。産地は町田とのことです。幻の栗と称される高級栗です。
ニホングリとチュウゴクグリ(天津甘栗)の雑種です。茹でれば渋皮が簡単に剥けました。堅果が大きい点はニホングリ、渋皮が剝きやすい点はチュウゴクグリの形質です。堅果は丸みを帯び、頭には毛があります。一般的な栗は品種名を記載して販売されませんが、高級栗である利平は品種名を表記して流通します。
まだ苗木を購入して1年目ですが、自宅で鉢植え栽培している利平も結実するのが楽しみです。