今秋の東京・神奈川ではブナが豊作と知ったので、三頭山に紅葉と併せて見に行きました。三頭山には新緑の時期にも来ています。
今回は都民の森から石山の路・深山の路を経て三頭山に登り、鶴峠に下山しました。
10月下旬になり、三頭大滝も秋の色に染まっています。
私のお気に入りの、幹が2つに分かれているブナです。青空と相まって綺麗です!
新緑のブナは何回も撮影していますが、紅葉のブナを撮影するのは意外にも初めてです。
山頂下のブナ。ブナの紅葉は高尾山では見たことがありましたが、三頭山の方が綺麗な気がします。高尾山は標高599m、三頭山は標高1531mなので、気温が低い分綺麗に色づくのでしょうか?
山頂からは富士山が綺麗に見えました!三頭山には何回も登っていますが、ここまで綺麗に見えたのは初めてです。山頂からは鶴峠へ向かいます。
山頂から鶴峠方面へ伸びる道にはブナが多いです。
尾根からの景色は、ブナの紅葉で真っ赤です。
三頭山で最大級のブナです。
真っ直ぐに幹を伸ばしたブナ。ニホンザルに遭遇しましたが、ブナの実を探していたのでしょうか?
イヌブナです。三頭山に来るとブナの写真ばかり撮っていて、イヌブナの撮影を忘れがちです。ブナと違って株立ちになります。ブナに比べると地味な存在ですが、イヌブナは幹が枯れても萌芽再生できるのでブナよりも長寿です。
ブナの結実状況ですが、確かに豊作で沢山の実が落ちていました。
ブナはシイナ(中身が空っぽの実)が多いのですが、中身が詰まった実も結構見つかりました!こんな機会は滅多にないので、その場で実を食べてみましたが、クルミのような味がして美味しかったです!
しかし、稚樹が殆ど見られないことを考えると、豊作でもあまり発芽できてないのかもしれません。やはり、気候変動で雪が少なくなったためでしょうか…。
その他のどんぐりの結実状況は、イヌブナは大凶作、ミズナラはやや凶作といった感じでした。東京のイヌブナは2018年が大豊作で、5~7年周期で豊作になるようなので、次に結実するのは2023~2025年頃でしょうか?
拾ったブナの実は植えてみようと思います。初めてブナの豊作に立ち会えて、綺麗な紅葉も見られて良かったです!