青春18きっぷで行く夏のどんぐり旅・第4弾。今回訪問するのは、群馬県桐生市吾妻山周辺と安中市碓水峠です。

 

吾妻山とその周辺にはフモトミズナラが多数生えています。

水道山公園のフモトミズナラ。殻斗は沢山落ちているものの、熟したどんぐりは殆ど見つかりません。今年は不作なのでしょうか?不作年のどんぐりは、未熟のうちに落ちてしまったり、シイナであることも多いです。

枝にどんぐりをつけた木がありました。まだ少し早いから、熟したどんぐりが落ちていないのでしょうか?

例年だと8月下旬~9月上旬に来れば沢山落ちているのですが、今年は不作なのか熟すのが遅れているのかよくわかりません。

 

フモトミズナラには見切りをつけ、桐生駅から横川駅に移動し、安中市の碓水峠に向かいます。実は昨年、碓水峠にナラガシワの純林があるという情報を得たのです。

 

ナラガシワは川沿いに生えるので、碓水川沿いを探してみました。すると…

ナラガシワ!!

本当にありました!!驚愕です!!碓水川沿いにナラガシワが結構生えています!

これが関東で最もレアなどんぐり・ナラガシワです!西日本では川沿いに普通に生えているらしいですが、関東では極めて稀な存在です。

ナラガシワの大きな葉は、やはり存在感があります。遠くから見てもすぐにナラガシワだとわかります。

樹皮はコナラよりも色が薄く、剥がれます。

 

横川駅から600mほど西の川沿いにある、麻苧(あさお)の滝自然公園周辺はナラガシワが多く見られました。

今回は行きませんでしたが、この辺りでは碓氷湖、小根山森林公園にもナラガシワがあるそうです。また、妙義湖でもナラガシワの標本が採取されているそうです。碓氷川流域には、ナラガシワが比較的多いのかもしれません。

 

10月にナラガシワのどんぐりを拾いに、碓氷峠を再訪したいと思います。