三頭山(標高1531m)に行ってきた。

今回は森林館→鞘口峠→三頭山山頂→鶴峠方面→奥多摩湖方面→三頭山山頂下→ムシカリ峠→大沢山→三頭大滝→森林館というコースを歩いた。

 

鞘口峠→三頭山山頂のブナ。鞘口峠付近にもブナは見られるが、山頂へ向かうほど多くなる。

 

山頂で昼食を食べた後、鶴峠方面の道を歩いた。

写真のブナはかなりの太さだった。三頭山でも有数の大きさのブナなのではなかろうか?

鶴峠方面の道にもブナは多く見られた。

 

鶴峠には下りず、奥多摩湖方面へ向かう道を歩いたが、ここではイヌブナやサワグルミが多く、ブナは少なかった。

 

奥多摩湖方面の道から再び三頭山へ戻り、ムシカリ峠を通って大沢山に向かった。

大沢山辺りにかけてもブナは多く見られた。西側斜面(山梨県側)は二次林で、ミズナラの若木が多かった。

尚、昨年は槇寄山方面にも行ったが、ここにはブナはなかった。

 

大沢山から三頭大滝にかけても、ブナが見られた。

写真のブナは根元から幹が2本に分かれている。このような形をしたブナは中々珍しいかもしれない。木漏れ日も相まって、美しさを増していた。

 

三頭山ではブナの稚樹が全く見られないが、直径10㎝程度の若木はそこそこ見られた。

直径10㎝というと、樹齢は30~40年くらいだろうか?

現在の三頭山ではブナは繁殖できなくなっているようだが、1970~1980年代頃まではブナは繁殖していたのかもしれない。

となると、ここ30~40年で気温がかなり上昇したのだろうか?

 

これで三頭山のブナの分布状況は大体把握することができた。

 

また、カバノキ類やカエデ類の樹種も多く見られたので、今度行く際はこれらの樹種も意識しながら歩いてみたい。