府中市の東郷寺と八王子市の大光寺、高楽寺の桜を見に行った。

 

まずは東郷寺。

写真のシダレザクラが一番の早咲きで、例年3月25日頃に満開となる。

今年は寒いため、4月2日でも満開を維持していた。

境内には数本のシダレザクラが植えられているが、ベニシダレはまだこれからだった。

写真左側のシダレザクラは、ここ数年でかなり大きくなったように感じる。

 

この後、京王線で高尾へ向かった。

 

京王線高尾駅ホームから撮影した大光寺のエドヒガン。

大光寺のエドヒガンは樹齢200年といわれる。

エドヒガンは非常に長寿な桜で、樹齢1000年以上のものも知られる。

そのため、樹齢200年でもまだ若い部類だ。

 

エドヒガンはソメイヨシノの片親とされる野生種。

ソメイヨシノよりも早咲きで、花はソメイヨシノよりも小さく、萼の付け根が丸く膨らむ。

エドヒガンの枝垂れ性のものがシダレザクラで、エドヒガンの種子を播くと普通のエドヒガンとシダレザクラが生まれるという。

また、シダレザクラの種子を播くと、シダレザクラ、エドヒガン、あまり枝の垂れないシダレザクラの3タイプが出現するといい、中々興味深い。

エドヒガン・シダレザクラは葉が細長く、樹皮は縦に割れ目が入るため、葉や樹皮の特徴からも識別できる。

 

大光寺には樹齢400年のシダレザクラもあるが、障害物が多く、全体を写すことはできない。

 

この後、高楽寺のシダレザクラを見に行ったが、こちらはまだ2分咲き程度だった。

満開の時に行けたら見に行きたい。

 

※4月6日、追記

高楽寺を再訪した。

ここ数日の暖かさでほぼ満開になっていた。

樹齢250年以上と推定されるベニシダレの大木だ。

パッと見た感じではわかりづらいが、樹勢が弱っているようで、治療が行われているそうだ。

 

大光寺のエドヒガンも満開になっていた。