7月10日にブナの写真を撮りに、三頭山へ行ってきた。
三頭山は、東京都奥多摩町・檜原村、山梨県上野原市・小菅村に跨る標高1531mの山である。
三頭山に登るのは3回目だが、今回は山頂から奥多摩湖へ下山するコースを歩くことにした。
行きは武蔵五日市駅からバスで都民の森へ行き、山頂を目指した。
見晴し小屋前のブナ
ブナの路にて
山頂に近づくにつれてブナが多くなり、他にはイヌブナ、ミズナラ、クリ、カエデ類などが混生する。
都内でまとまったブナ林が残っているのは、三頭山と日原川流域だけであるという。
また、三頭山のブナ林は林床にササ類が少なく、学術的にも注目されている。
木の下では、まだ未熟のブナの実が沢山落ちていたが、今年は豊作なのだろうか。
山頂付近にて
山頂からはヌカザス山、イヨ山を経由して奥多摩湖方面へ向かった。
私は上高地などで見たことがあるが、東京ではあまり見る機会がないので新鮮に感じた。
都民の森から外れると、ブナの巨木が多くなった。
同じブナでも1つ1つ姿形が異なっているため、森の中を歩くのは面白い。
ヌカザス山にも大きなブナがあった。
ヌカザス山から約1時間20分歩いて奥多摩湖に着いた。
本来なら浮き橋を渡って反対岸へ行けるそうなのだが、この日は奥多摩湖の水位低下で浮き橋は通行止めとなっていた。
そのため、深山橋まで迂回することになった。
何気に初めて来た奥多摩湖。
今年は雨が少ないそうだが、水不足は大丈夫だろうか?
深山橋では、都民の森から16㎞との標識があった。
意外と歩いていたようだ。
深山橋からバスで奥多摩駅へ向かい、帰路に着いた。
今度登る時は、三頭山山頂から大沢山方面へ向かうルートを歩いてみたい。