昨年12月に、さいたま市の武蔵一宮氷川神社、熊谷市の徳蔵寺を訪れた。
まずは氷川神社。
ここには関東では珍しいツブラジイがあると聞いて訪れた。
真っ直ぐと伸びた幹に、浅い割れ目のある樹皮。
小粒で丸いどんぐりも落ちていて、確かにツブラジイだった。
それもかなりの数で、大木が多い。
関東でこれだけの数のツブラジイを見るのは初めてである。
この辺りでは自生は見られないため、植栽されたものなのだろう。
同神社の鳥居は赤くて大きく、京都の下鴨神社を彷彿させた。
境内にツブラジイが植えられているので尚更、関西にいるような感覚になる。
その後、大宮駅から電車に乗り、籠原駅で降りて徳蔵寺へ向かった。
徳蔵寺には熊谷市指定天然記念物のイチイガシがある。
徳蔵寺のイチイガシは樹齢200年、樹高20m、幹周2.6mとされている。
思っていたよりもずっと大きく、葉も沢山つけていて樹勢は良好であった。
また、境内には若木もあった。
関東では珍しい2種のどんぐりの木を見ることができて、充実した旅であった。