あいうべ体操でインフルエンザを撃退できると、先週のNHKあさイチの番組で紹介されていました。「あいうべ体操」とは、福岡県の今井一彰医師が開発したもので、健康指導している福岡県の春日市立須玖小学校で、2008年から「あいうべ体操」を試験的に導入したところ、インフルエンザに罹る児童が激減したそうです。40パーセント近かった罹患率が、2012年には7パーセントを下回り、それ以後は、インフルエンザによる学級閉鎖もなくなったそうです。「あいうべ体操」とは「あ~」と口を大きく開く。のどの奥が見えるくらい大きく開ける。「い~」と口を大きく横に開く。前歯が見えて頬の筋肉が両耳のわきに寄るくらいグッと開く。「う~」と口を強く前に突き出す。唇をとがらかせて前方に突き出す。口の周りの筋肉を収縮させる。「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす。舌を思い切り出し、少し刺激を感じるところまでやった方が効果的。この体操をすることにより、口呼吸から鼻呼吸に変わるそうです。口呼吸だと、ウイルスなどがそのままのどに入ってしまいます。また、冷たく乾いた空気が直接のどに当たり、のどの免疫力が低下します。鼻呼吸だと、鼻毛などで異物がブロックされ、鼻の中で冷たい空気も暖められるので、感染リスクが減るようです。また、インフルエンザだけで無く、いびきや喘息にも効果があるようです。詳しく知りたい方は、今井一彰医師が書かれた本があるのでお読み下さい。鼻呼吸なら薬はいらない