「ＯＥＲキャブレター」の製造・販売元の(株)オーイーアールより新しい提案。
なんとウェーバーのエマルジョンチューブが使える「タイプＷ」（注：1・2）登場。
通常の「ＳＴＤタイプ」も継続販売してますので、発注時に選択できます。
注1：メーカーは特に呼称は付けて無いそうなので便宜上タイプWと呼ばさせて頂きます。
注2：「タイプＷ」は一部ジェット類が当方では揃わず、お客様が別の所に
手配するなど手間が掛かりますし、ウェーバーのエマルジョンなどの
特性をよく理解して頂いている方のみ使用をお勧めしております。
よって、「上級者向け」とさせて頂きます。
外見は今までのＳＴＤタイプと何ら変わり無いが、
エマルジョンが入る所の「ベースブロック」がＷＥＢＥＲ対応に。
これにより、ウェーバー用の「エマルジョンチューブ」と「メインジェット」
「エアージェット」「アイドルジェット」が使用出来るように専用設計されています。
注：ベースブロックにＳＴＤタイプとの互換は有りません。
上記写真は出荷時の中身。
・エマルジョンチューブホルダー
・エアージェット（＃２００相当）
・エマルジョンチューブ（Ｆ１６相当）
・メインジェット（＃１５０相当）
・ポンプノズル（＃４０）
・アイドルジェットホルダー（注：アイドルジェットレス）
注：アイドルジェットレス）キャブレターは精密機械です。
長年ウェーバーを使用していると、劣化や熱歪み等で
オーバーホールしても調子が悪いとか色々あると思います。
そんな時にサクッとＯＥＲに入れ換えてみては如何ですか？
きっと何かが変わるかも？新品の魅力は捨てがたいです。
精度に信頼があるMade in JAPAN．
技術のMade in OSAKA．
また、ジェット類やエマルジョンチューブを豊富にお持ちでしたら
その資産を生かせます。
・メインジェット
・エアージェット
・エマルジョンチューブ
・アイドルジェット
以上４点がウェーバー用が使用できます。
またこれらは当方では用意出来ませんので
お客様の方で手配準備して下さい。
但し、
・ポンプノズル
・ニードルバルブ
・アウターベンチュリー
上記３点はＯＥＲ－ＳＴＤと同じですので「ＯＥＲ用」を使用して下さい。
「タイプＷ」その他の特徴
「アウターベンチュリー」
ＷＥＢＥＲ用は構造上４０φまでですが、
ＯＥＲ用は４１φまでサイズを取り揃えています。
左：ＯＥＲ用 右：ＷＥＢＥＲ用
ウェーバー用の「スロットルレバー」が使用できます。
注：ＳＴＤ－ＯＥＲも併売するので「現行ＳＴＤ」の一部はタイプＷと同じスロットルシャフトを使用していますが、「旧ＳＴＤ」はシャフトが違いますので
ＷＥＢＥＲ用スロットルレバーは装着出来ません。
注：舶来品は色々精度に問題がある場合が多々有り、レバーがシャフトに入らないことがたまにあります。
その場合は少しレバー側を削って下さい。
左：ＯＥＲ 右：ＷＥＢＥＲ
底にある四角い「ボトムカバー」の寸法が同じなので、
ＷＥＢＥＲ用の
こんなリンケージレバーが付くかも？
こんなリンケージレバーが付くかも？注：装着未確認です
インナーベンチュリー（オグジュアリーベンチュリー）が
同寸法なので、ＷＥＢＥＲ用が流用出来ます？
注：装着未確認です、自己責任で。ＯＥＲ用は１種のみですが、
ＷＥＢＥＲ用は「３．５」「４．５」「５．０」と種類があるようです。
特性は自分で調べてください。
ジェット部分や、上記記載以外のキャブレターの
特徴はＳＴＤタイプと同じなので
コチラをご覧下さい。
ジェットカバーの廻りにあるフロートチャンバーカバーの
４ヶ所のボルト位置（手前の２本と中の２本）もＷＥＢＥＲと同じですが、
奥のボルト位置が違うのとＯＥＲは上に臓物が多いので、
ＷＥＢＥＲ用アッパーマウントリンケージは物によっては
装着できないようです。
注:ＯＥＲはフューエルパイプが上差しタイプの為、若干背が高く、ボンネットの低い車（スーパーセブン等）はキツイかも？
Body寸法はコチラへ↓
https://ameblo.jp/pwr-planning/entry-12507913218.html?frm=theme
ＷＥＢＥＲ用は穴径をサイズ表記（#150→1.5mm）していますが、
ＯＥＲはチョークレスなので後ろスッキリ。
ウェーバー用の種類が豊富なエマルジョンチューブや
アイドルジェットでお楽しみ下さい。セッティングの幅が広がります。
でも、やり過ぎると迷宮入りします（笑
豆：
「メインジェット」と「エアージェット」について。
三國のＰＨＨキャブと互換性があるＯＥＲ用は時間流量表記ですので
同じサイズ番手でも実は違います。
よってセッティング時は、頭を切り替える必要があります。