発明検討で意識すること
◼️目的
特許は技術を独占排他
⇒どの技術を独占排他すると、事業上の効果が最大化する?(市場ニーズを解決?訴求技術になる?営業資料?)
⇒技術だけでなく、事業状況、規制状況、顧客ニーズを把握し、「将来使いたくなるこの技術を独占すれば、他社優位に立てる」と仮説を立てる
◼️出願の必要性
特許性、立証性から判断
◼️先行調査をした上で技術との打合せに望む
◼️構成の新しさだけでなく、思想の新しさを考える⇒新しい技術思想を実現するために最低限必要な構成(トップクレーム)、更に良い効果のある構成(サブクレーム)を考える
◼️発明の思想(課題、作用、効果)を実現するための最低限必要な前提条件をヒアリングする
前提条件があるから、特有の課題を発揮する場合があるので大事
◼️特許性の判断では、特許庁審査官の立場になり、進歩性を否定する文献の組み合わせと設計事項からなる拒絶理由を予測し、その拒絶理由を解除する反論を考える(◯◯という技術思想は今までなかった。そのため設計事項でない)
◼️設計時刻と言われたときの反論例
・技術分野特有の作用、効果
・その技術分野特有のトレードオフ課題を解消
・一つ構成で二つの効果を兼ねる
⇒反論できるように技術者にヒアリング
◼️構造の発明の場合、構成の形状、位置、配置関係の意味を確認する
◼️制御の場合、フローチャートを作成してみる
※分岐箇所が発明ポイントになる可能性大
◼️打合せ後に、発明ポイントを文章で箇条書きにして技術者に提示