2013年はきゃりーぱみゅぱみゅの『ふりそでーしょん』で始まった。
カップリングの方も悪くないんだけど、ハタチになる感傷を上手に(楽しく)盛り込んであるこっちの方がイイのです。
pvも画面が紅白で縁起いいし、レベルがどんどん上がって最後にはリバースしちゃうきゃりーちゃん可愛いし。
『ファッションモンスター』の時は「最後の方もっとめちゃめちゃになればいいのに」って思ったんです。
今回は整然としながらどんどん盛り上がってく感じがスゴかった。
あ、pvの話よ?

柏木由紀の『ショートケーキ』もよかった。
なんかの恋愛映画のエンディングにそのまんま使えそうなくらい、きれいなメロディでね。
で、柏木さんの声に合ってる。
こういう曲って、実はそんなに多くないのです。
安心して聴いてられる1曲でした。

こうして見ると、今年もそこそこ充実したポップ・チャートだったな、と。
でも今年の1曲を選ぶなら、ダントツで『恋するフォーチュンクッキー』です。
よくぞ!
ありがとう!
……と、言いたい。
pv見てるとみんな楽しそうで「うんうん、何も心配ないんだよ」っていう気持ちになれる。

“ツキを呼ぶには笑顔を見せること
運勢今日よりもよくしよう
人生捨てたもんじゃないよね
あっと驚く奇跡が起きる
あなたとどこかで愛し合える予感”

こんなハッピーな曲って他にあるか?

そうしてとてもシアワセな気持ちで秋を迎えて、そこでマッカートニー御大がやってくれました。
『NEW』です。
「僕は何になれるか知らなかった。僕は何ができるかわからなかった。その時、僕達はまっさらだった」
完全にやられたよなあ、これには。
『ふりそでーしょん』のアンサー・ソングがイギリス方面から現れました的なね。

最後になりましたが、あまちゃんop。
放送第1回目、ドレミファソラシド♪が出た瞬間からのファンです。
あと、これ、神社の埃っぽい空気と陽射し、そんな物と結びついててね。
特別な1曲になりました。
このへんはほんと個人的な話ですがー。

「不思議なもんだな、流行歌ってやつはさぁ、その歌聴くとその歌が流行ってたその時代の出来事を思い出す」って清吉おじさんも言ってますように。
何年か経って家入レオの『Message』とかクリープハイブの『憂、燦々』とか聴くと「ああ、暑かったな、あの夏は」とか思い出すんだろね。