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毎日新聞2025/6/7

687人分情報ごと車盗難 県警高速隊員 規定違反、持ち出す /静岡

 

 県警は6日、交通部高速道路交通警察隊の40代男性巡査部長が、内部規定に違反して捜査資料の写しや写真データの入ったSDカードなどを持ち出し、盗難被害に遭ったと発表した。全て発見されたが、687人分の個人情報が流出した恐れがある。

 県警によると、巡査部長の私有車が5月13日夜以降、浜松市中央区内の自宅から盗まれた。車内には、過去に勤務した袋井署や浜松東署で作成した交通事故の供述調書など捜査書類の写し135点の他、袋井署森分庁舎で運転免許証交付用に撮影した顔写真が入ったSDカード4点、制服と制帽などを置いていた。車種は、窃盗被害が相次いでいるトヨタのランドクルーザーだった。

 巡査部長が最後に車を使ったのは13日午後8時ごろ。翌14日朝、盗難に気づいて被害届を出したが、資料の紛失を報告しなかった。同日夕に磐田市内の河川敷で袋に入った資料などが見つかり発覚した。車は見つかっていない。県警の調べに対し「叱責されると思い、申告できなかった」と話している。

 

 

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巡査部長が私有車に捜査書類や制服、車盗まれ一時紛失…河川敷に捨てられ通行人が発見

 

 静岡県警は6日、高速隊に所属する40歳代の男性巡査部長が乗用車を盗まれ、車内に置いていた687人分の個人情報を含む捜査書類の写しやSDカードなどを一時紛失していたと発表した。

 

 

 発表によると、巡査部長は5月14日朝、自宅の駐車場に止めていた私用の「ランドクルーザー」がなくなっていることに気が付き、浜松東署に届け出た。車内には、捜査書類の写し135点やSDカード4点、警察の制服などを置いたままにしていたが、書類の写しなどの紛失については報告していなかった。

 一時紛失した捜査書類の写しは、事件や事故の実況見分調書や供述調書で、関係者の氏名や生年月日、住所など307人分の個人情報が含まれていた。また、SDカードには免許更新時に撮影した380人分の顔写真が記録されていた。

 この日の夕方、磐田市内の河川敷に捨てられていた捜査書類の写しなどを通行人が見つけた。

 巡査部長は「自己 研鑽(けんさん) のために持ち出していた」と説明している。

 県警は、回収できていないものはなく、個人情報の悪用も確認されていないとしている。県警は「一時的といえど個人情報の漏えいの恐れがあった。ご迷惑とご心配をおかけしておわび申し上げる」とのコメントを出した。