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【速報中】ユン大統領の拘束令状を執行と発表 合同捜査本部
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ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、警察などで作る合同捜査本部は15日午前、内乱を首謀した疑いでユン大統領の拘束令状を執行したと発表しました。
韓国で現職の大統領が拘束されるのは初めてです。
目次
正午のニュース
【NHKプラスで配信】
配信期限 :1/22(水) 午後0:25 まで
午後
捜査本部の関係者 大統領は供述を拒否していると明らかに
ユン大統領について、内乱を首謀した疑いで拘束し取り調べを行っている合同捜査本部の関係者が15日午後、記者団の取材に応じ、午前から午後にかけて2時間半ほど取り調べを行ったとした上で、ユン大統領は供述を拒否していると明らかにしました。
合同捜査本部は休憩をはさんだあと、午後2時40分から再び取り調べを開始するとしています。
ユン大統領の弁護団「不法な拘束に挫折しない」
ユン大統領が拘束されたことを受けて、大統領の弁護団がコメントを発表しました。
この中で、拘束の経緯について「捜査機関が不法で不当な令状で暴力的に大統領公邸に侵入し、大統領はその過程で、市民がけがをしたという報告を受けて市民の安全を心配した」と説明し、大統領はやむを得ず任意で出頭することを協議するよう弁護団に指示したと明らかにしました。
そして「不法な拘束に大統領と弁護団は挫折しない。国民が皆、大統領の弁護人になって、北の思想を持つ勢力や反国家勢力に立ち向かって自由民主主義と法治主義をともに立て直してもらえればありがたい」としています。
大統領は3坪ほどの独房に入る可能性 今後の拘束は
ユン大統領は、ソウル近郊のキョンギ(京畿)道クァチョン(果川)にある「高位公職者犯罪捜査庁」の庁舎3階で取り調べを受けています。
通信社の連合ニュースによりますと、取り調べは、やりとりの映像を録画できる部屋で行われますが、ユン大統領は供述や録画を拒否しているということです。
また、取調室の向かいにはソファーを備えた休憩用のスペースも設けられ、ユン大統領の食事はこの休憩用のスペースに運ばれる可能性があると報じられています。
また、取り調べ後の身柄は、捜査機関から3キロほど離れた拘置所に移送される見通しですが、現職の大統領が拘束されて拘置所に入った前例がないため、警護などの対応について協議が行われているということです。
連合ニュースは、拘置所に移される場合、ユン大統領は3坪ほどの独房に入る可能性があると伝えています。
今後の拘束について、韓国の刑事訴訟法は「拘束令状」によって身柄を拘束できる期間を最長で48時間と定めています。
それ以上、拘束して捜査を続ける場合には、今度は裁判所に「逮捕状」を請求する必要があり、「逮捕状」が認められれば、最長で20日間の拘束が可能になります。
裁判所が認めなかった場合、ユン大統領は釈放されます。
繰り返される韓国大統領の刑事訴追
韓国では大統領が退任後に逮捕されたり、事情聴取を受けたりすることが繰り返されてきました。
▽1980年から1988年まで大統領を務めたチョン・ドゥファン(全斗煥)氏は退任後に無期懲役
▽1988年から1993年までが任期のノ・テウ(盧泰愚)氏は、退任後に懲役17年の実刑判決を受けました。
2人は軍事政権時代に民主化を求める市民を弾圧した事件などで罪に問われ、その後、恩赦で釈放されました。
▽2003年から2008年まで大統領を務めたノ・ムヒョン(盧武鉉)氏は、親族が不正資金を受け取ったとされる事件で検察の事情聴取を受け、事件への関与を否定しましたが、聴取の3週間後にみずから命を絶ちました。
▽2008年から2013年まで在任したイ・ミョンバク(李明博)氏は、退任後に収賄や横領などの罪に問われ、懲役17年の実刑判決を受け、その後、恩赦で釈放されました。
▽2013年から2017年まで大統領を務めたパク・クネ(朴槿恵)氏は、弾劾・罷免されて大統領職を追われたあとに、収賄事件で逮捕され、実刑判決を受けて服役しましたが、その後、恩赦で釈放されました。
午前11時
ソウル近郊の庁舎でユン大統領の取り調べを開始
内乱を首謀した疑いで韓国のユン・ソンニョル大統領の拘束令状が執行されたことを受けて、合同捜査本部に入っている「高位公職者犯罪捜査庁」は、午前11時から、ソウル近郊の庁舎でユン大統領の取り調べを始めたと発表しました。
捜査機関は48時間以内に判断
捜査機関は拘束から48時間以内に裁判所に逮捕状を請求するかどうか判断する必要があります。
裁判所から逮捕状が認められ執行すれば、さらに身柄を確保して捜査を続けることができます。一方、捜査機関が逮捕状を請求しなかった場合や、裁判所が逮捕状を認めなかった場合は、ユン大統領は釈放されることになります。
午前11時前
ユン大統領を乗せたとみられる車 合同捜査本部が入る庁舎に到着
韓国の複数のメディアは午前10時半すぎにユン大統領を乗せたとみられる車の列が、ソウル市内の大統領公邸を出発したと伝えました。
公共放送、KBSの映像では車列がソウル市内を走って、午前11時前に合同捜査本部に入る「高位公職者犯罪捜査庁」の庁舎に到着し、ユン大統領とみられる人物が車両から降りたとする様子も伝えられました。
午前10時半すぎ
ユン大統領の拘束令状を執行したと発表 合同捜査本部
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領をめぐり、警察などでつくる合同捜査本部は、内乱を首謀した疑いで大統領の拘束令状をとっていて、拘束令状の執行を改めて試みるため、15日午前7時半ごろ、捜査員らがはしごを使って大統領公邸の敷地に入りました。
警護庁との間で物理的な衝突はなかったとしていて、合同捜査本部は、15日午前10時半すぎ、内乱を首謀した疑いでユン大統領の拘束令状を執行したと発表しました。
韓国で現職の大統領が拘束されるのは初めてです。
【速報中】韓国のユン大統領の拘束令状を執行と発表 内乱を首謀した疑い 合同捜査本部 | NHK | ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領