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  航空

宮崎空港 不発弾緊急調査 誘導路で金属反応 19日夜詳細調査へ

 

宮崎空港で行われている不発弾の緊急調査について、国土交通省は滑走路につながる誘導路の地中から金属が埋まっていることを示す反応があったと明らかにしました。不発弾かどうか判別できないということで、19日夜から路面を掘って詳しい調査を行う予定です。

 
 

宮崎空港では10月2日、誘導路の真下に埋まっていた不発弾が突然、爆発したことを受け、16日の夜からほかにも不発弾が埋まっていないかを調べる緊急の調査が行われています。

調査は磁気の異常を把握することで地中に金属があるかどうかを調べる「水平磁気探査」という手法で行われ、国土交通省によりますと、2日に爆発があったのと同じ誘導路の地中から、金属が埋まっていることを示す反応があったということです。

反応があったのは2日の爆発現場のすぐ近くで、深さおよそ1メートル60センチの地点だということです。

現時点で不発弾かどうか判別できないとしています。

このため、19日夜、航空機の運航が終わった午後10時から、路面を掘って詳しい調査を行うということです。

19日の運航は反応があった誘導路を閉鎖して行います。

また、20日の運航への影響については、国土交通省は▽不発弾がなかった場合は影響が出ないよう作業を進められる見通しだとする一方、▽不発弾がみつかった場合は状況によって対応が変わるため現時点で見通しを示すことはできないとしています。

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 沖縄県

沖縄 宮古島の空港付近250キロ爆弾2発見つかる

 

宮崎空港での不発弾の爆発を受け、全国5つの空港での緊急調査が16日夜から始まる中、沖縄の宮古島にある空港のすぐ近くでも太平洋戦争で使われたとみられる250キロ爆弾2発が見つかったことがわかりました。

不発弾が新たに見つかったのは、宮古空港と道路をはさんで隣接する畑です。

宮古島市や沖縄県によりますと、磁気探査を行っていたところ、今月8日と11日に250キロ爆弾が1発ずつ、合わせて2発見つかったということです。

この250キロ爆弾は、今月2日、宮崎空港の滑走路につながる誘導路で爆発した不発弾と同じサイズで、太平洋戦争中、アメリカ軍とともに宮古島などへの攻撃に参加したイギリス軍が使用した爆弾とみられるということです。

宮古空港は、旧日本海軍の飛行場だった場所にあり、空港のすぐそばでは、去年もアメリカ製の50キロ爆弾5発が見つかり、処理されています。

今回の不発弾の処理について、宮古島市は、自衛隊の専門部隊と調整を進めていて「なるべく早い時期に処理できるよう努めたい」と話しています。

国土交通省は、宮崎や那覇を含む全国5つの空港での緊急調査を16日夜から宮崎空港で始めていて、5つの空港はいずれも旧日本軍の施設があった場所にあり、これまでに不発弾が見つかっています。

アメリカ製250キロ爆弾 爆発可能性ある状態で見つかるケース多い

アメリカ製の250キロ爆弾は、太平洋戦争でアメリカ軍が空襲に使用していた爆弾です。

沖縄に拠点を置く陸上自衛隊の第101不発弾処理隊によりますと、250キロ爆弾は長さおよそ1.2メートル、直径36センチほどです。

ほかの500キロ爆弾や1トン爆弾などとともに、戦時中は多くの空襲で使用されていましたが、大型の爆撃機だけでなく空母艦載機にも搭載でき、沖縄や九州の一部では比較的多く使用されたとみられるということです。

沖縄では、250キロ爆弾が今も数年に1回ほどのペースで見つかっていて、外見上はさびているものの、起爆装置にあたる「信管」が作動して爆発する可能性がある状態で見つかるケースが多いということです。

最近では、那覇市の中心部に近い住宅街で下水道工事中に道路の下から見つかり、9月29日、およそ1400人に一時避難を呼びかけた上で、万が一の事故に備えて地中5メートルの穴に移して処理が行われました。

不発弾処理隊は、工具を使って「信管」を8分の1回転ずつ動かしたあと、最後は手作業でゆっくり回して取り外し、不発弾の撤去作業に当たっていました。

 

 

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