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読売テレビ

「もう聞き飽きた」怒号飛び交い説明会紛糾…下水ポンプ場爆発 大阪市の補償の対応に住民から怒りの声

 

 大阪市の対応に住民たちの怒りが収まりません。

 

  9月、大阪市西区の下水ポンプ場で爆発が起き、4人がケガをした事故。市が住民説明会を開きましたが“大もめ”となりました。いったい何があったのでしょうか? 

 

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 近隣住民 「マンションの屋上までガラス飛んでるんですよ。とんでもない威力です」 「自分ら何の責任もないと思ってるんちゃう?」  大阪市の職員 「誠に申し訳ございません。」 

 

 近隣住民 「それももう聞き飽きたわ…」  先週、開かれた住民説明会。住民らは大阪市の担当者に強い不満をぶつけていました。  事の発端は9月12日。

 

  大阪市西区にある市の下水ポンプ場「長堀抽水所」で起きた突然の爆発でした。

 

爆発の衝撃でなのか、車は横転し、フェンスは歪んでいました。

 

  一時的に汚れた雨水を貯める、この下水ポンプ場。当時、ガスを検知したマンホールの補修作業を終え、排水ポンプを

 

試運転したところ、爆発が起きたということで、市の職員など4人がケガをしました。

 

  大阪市によると、汚れた雨水から発生した可燃性ガスに引火したとみられていますが、詳しい原因は分かっていません。  一方、この爆発事故では周辺の住宅や車にも大きな被害を与えました。 

 

 下水ポンプ場のすぐ近くのマンションに住んでいる須原さん。

 

  須原さん 「こっちはほぼ全部割れていて、 こっちはもう半分ぐらい、もうこの辺から全部割れていたような形ですね。本当に人がいなくてよかったなというのが、まず一番。誰かおったらケガどころじゃすまない可能性もあったと思います」  娘2人と4人家族で暮らす須原さん。幸い、当日は誰も家におらず、ケガ人はいませんでした。しかし、爆風で窓ガラスが割れ、部屋中に散乱したり、車に傷がつくなど被害総額は約250万円におよぶということです。  そんな中、今回、夫婦が一番に違和感を覚えたのは、その後の市の対応だと言います。 

 

 須原さん 「被害にあった分、車も含めて『とりあえず修理なり、新しいのを購入してください』と言われた。その補てんなり、どう補償するのかという話になったとき、『いったん全額立て替えてください』と。『車も立て替えろ』と言われたので、それはおかしいんじゃないかと。『大金持ちじゃないので、お金も出せるのは知れてます』と話しました」 

 

 被害の補償については何度問い合わせてみても、「誠実に対応する」のみで、具体的な話はないということです。 

 

(Q :体調は?)

 

  須原さん 「(妻は)見ての通りマスクしてるんで。ストレスで…」 

 

 須原さんの妻 「なんか寝れなくて最近…。自分が思ってる以上に精神的にきてるのかなと思います」

 

  そんな状況のなか…  福島達朗 記者 「まもなく住民に対する爆発事故の説明会が始まります。被害の補償について言及はあるのでしょうか」 

 被害の補償について進展がないまま迎えた、初めての住民説明会。

  市の職員 「爆発事故を発生させまして、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます 」  周辺の住民からは施設の危険性について苦情が相次ぎました。 

 近隣住民 「子どもが通ってたら、どういう惨事になっていたんですか。通学路ですよ」  市の職員 「しっかりと原因究明を行ったうえで…」

 

  近隣住民 「原因とかそんな問題じゃないでしょ。爆発したんだから」

 「私たち住民はここでずっと暮らしているんです。いろんな被害にあった方々の救済を進めていってほしいと思います」  須原さんらも問いかけました。 

 須原さん 「もう丸3週間たって何一つ動いていないのが現状じゃないですか。実際 日に日に、生活はみんなあるので」  

市の職員 「決して放置しているとか、全く何もやっていないというわけではございません。できる限りのことはさせていただこうと…」  近隣住民 「できる限りのことしてないから、文句言ってんのよ」 

 

 結局、この日、住民が求める具体的な対応については、最後まで出ませんでした。煮え切らない対応に、説明会後も残る須原さん。

 

  須原さんの妻 「娘がいるんですけど、『爆発がいつ起こるかもわからんし怖い』って言ってて。ガラスもまだいまだに散らばっているので、5歳の娘もそれ見て『怖い怖い』って言ってるんです」

 

  須原さん 「ほんま、目をそらさんといてくれます?人が話してる時」

 

  須原さんの父 「無茶言ってるわけじゃないんだから。普通の生活を俺らしたいだけやから」 

 

 須原さん 「今日も何の回答もなかったので、多分こんな感じが続くのかなという、不信しかないですね 」  こうした状況に7日、横山英幸市長は―。 

 

 「もう聞き飽きた」怒号飛び交い説明会紛糾…下水ポンプ場爆発 大阪市の補償の対応に住民から怒りの声(読売テレビ) - Yahoo!ニュース「やっぱり不安の声、対応をもっと急ぐべきという大変厳しい声をたくさんいただいていると認識しています。できるだけ早く手続きを進めるように指示をしているところです」  市は今後、周辺住民の不信感を解消することができるのか。爆発の原因究明とともに、市民への丁寧な対応が求められています。

 

 

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