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事件 NHK
東京 国分寺で強盗傷害事件 複数の男が住人の女性を縛り暴行
30日未明、東京 国分寺市の住宅に複数の男らが押し入り、住人の60代の女性を粘着テープで縛って暴行を加えたうえ逃走しました。
現場の状況から男らは勝手口のガラスを割り、内側の鍵を開けて侵入したとみられることが捜査関係者への取材でわかり、警視庁は強盗傷害事件として捜査しています。
30日午前4時ごろ、東京 国分寺市西恋ヶ窪の住宅に複数の男らが押し入り、この家に1人で住む60代の女性の顔や手足を粘着テープで縛ってハンマーで殴るなどの暴行を加えたうえ逃走しました。
女性は顔を殴られ、腕を骨折するなどの大けがをしました。
警視庁によりますと、女性が2階で寝ていたところ、物音がしたため1階に降りると「騒ぐな。殺すぞ」と脅され、「金を出せ」と書かれたスマートフォンの画面を見せられたということです。
その後の調べで、現場の状況などから、男らは勝手口のガラスを割り、内側の鍵を開けて侵入したあと、2階から降りてきた女性と鉢合わせしたとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。
近くの住宅に設置された防犯カメラには、侵入する際に記録されたとみられる音声が残っていて、何かを壊すような「ドン」という大きな音のあとに数回連続で物をたたく音が聞こえます。
押し入ったのは4、5人とみられ、このうち一部は黒の上着とズボンを身につけ、黒の帽子をかぶっていたということです。
室内は荒らされていたということで、警視庁は強盗傷害事件として被害品の確認を進めるとともに、逃げた男らの行方を捜査しています。
都内では28日にも、東京 練馬区の住宅に闇バイトで集まったとみられる20代の容疑者らが押し入る強盗事件が起きていて、警視庁は関連についても調べています。
警察に通報した新聞配達員の男性
被害者の女性から依頼されて警察に通報した新聞配達員の24歳の男性は、当時の状況について「午前5時前に現場近くのアパートに新聞を届けようとしたところ、住宅から20メートルほど離れた場所で、口を粘着テープでふさがれた女性を見つけました。女性はひじまでぐるぐる巻きにされていて、突然のことで怖くなって、少しの間沈黙してしまいましたが、その後、口のテープを外すと『携帯を持っていますか。強盗の被害に遭ったので通報してほしい』と頼まれ、110番通報しました」と話しました。
また、「女性は目の上が大きく腫れていて、背中など全身があざだらけでした。女性が無事だったか心配でしたし、すぐに助けてあげられず申し訳ない気持ちです。早く犯人が捕まってほしい」と話していました。
住民「都内で強盗事件相次ぎ怖い」
現場近くに住む50代の女性は「事件のあと、警察が家に来てしばらく外に出ないでほしいと言われました。都内で強盗事件が相次いでいて怖いです。警察には、早く容疑者を捕まえてほしい」と話していました。