万国の労働者 立ち上がり連帯しよう!
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VW米工場で組合結成へ 自動車労組が組織拡大 日本勢に影響も
【ニューヨーク時事】全米自動車労組(UAW)は19日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の米南部テネシー州にある工場従業員がUAW傘下の労組結成を賛成多数で決めたと発表した。 米ゼネラル・モーターズ(GM)など大手3社「ビッグスリー」の従業員を基盤とするUAWが、組織を外資メーカーにも広げることに成功した。 米国で自動車を生産する外資メーカーは、UAWの影響力が強い中西部を避け、南部を中心に工場を整備してきた。UAWによると、南部にあるビッグスリー以外の工場で傘下労組が結成されるのは今回が初めて。今後、日系メーカーの工場にも勢力が拡大する可能性がある。
トヨタ米工場、組合結成に3割賛成 自動車労組の影響拡大
【ニューヨーク時事】全米自動車労組(UAW)は6日、米中西部ミズーリ州にあるトヨタ自動車のエンジン部品工場で、従業員の3割が労働組合の結成に賛成する署名を行ったと発表した。UAWは、組織基盤をゼネラル・モーターズ(GM)など大手3社「ビッグスリー」の従業員から外資メーカーに広げるための活動を強化しており、日本勢にも影響が及び始めている。
UAWは長年、日系を含む外資メーカー従業員も傘下に入れようとしてきたが、失敗してきた。ただ、2023年に組合運動の再興を目指す強硬派の新会長が就任し、同年秋にはビッグスリーに対する一斉ストで大幅な賃上げを実現。その成果を基に組織拡大キャンペーンを展開している。
賛成の署名が7割に達した時点で、会社側にUAW傘下の労組として承認を求めるとみられる。外資メーカーの賃金はビッグスリーと比べ低いとされるが、労組が結成された場合、各社は人件費の増加や経営の自由度の低下に直面する可能性がある。