堺市議会、水ノ上市議を厳重注意 「ヘイト発言」抗議受け

2024/03/26 05:00 読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20240325-OYTNT50194/

 

 堺市立中学校でのオンライン英会話事業でフィリピン人が講師を務めることについて、水ノ上成彰・堺市議が、13日の市議会特別委員会で「愉快な話ではない」などと発言していたことがわかった。市民グループがヘイトスピーチだとして抗議し、的場慎一議長は25日、「人種を差別していると受け取られる発言は気をつけるように」と水ノ上市議に厳重注意した。

 

 同事業では新年度、市立中全43校の2年生が年3回、フィリピン人の講師とマンツーマンでオンラインのレッスンを受けることになっている。水ノ上市議は予算審査特別委で同事業について「フィリピン人に英会話を教わるなら、日本人の教師に教わればいいのではないか」と主張。「かつてアメリカの植民地だったフィリピン人に英語を教わっている。これは決して私は愉快な話ではない」と述べた。

 

 水ノ上市議は取材に対し「フィリピン人の方を下に見るつもりではなく、日本人がもっと頑張れというつもりだった。委員会での発言を全部聞けば分かってもらえる。撤回するつもりはない」と話している。

 

 

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