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 通信 NHK

携帯電話の基地局の機器 統一しないオープンRAN方式広がる

 

携帯電話の基地局を作る際に、さまざまな機器を1つのメーカーに統一せずにコストを引き下げる「オープンRAN」と呼ばれる方式の導入に日本の通信各社が力を入れています。

各社は、国内だけでなく海外勢も相手に世界市場でみずからの陣営に取り込む競争を繰り広げています。

携帯電話の基地局に使うさまざまな機器は、ベンダーと呼ばれる1つのメーカーに仕様が統一され、運用の安定性は高まるものの、改良の自由度が少なく、コストも下がりにくいことが課題となっていました。

こうした中、通信大手各社は、異なるメーカーの機器を接続できるようにする「オープンRAN」と呼ばれる方式の導入に力を入れています。

 

NTTドコモは、海外の携帯電話会社に導入を広げるため先月、NECと共同で新会社を設立することを発表し、カタールやシンガポールの会社と試験導入を計画しています。

 
 

楽天グループは、基地局に従来の専用機器を置かずにクラウド上で通信処理を行う「仮想化」技術の導入を進め、先月にはフィリピンの通信会社とオープンRANの試験運用を行うことを決めました

一方、海外勢でも
アメリカの通信大手、AT&Tが通信大手、エリクソンと共同で導入計画を進めるなど、各社は世界市場でみずからの陣営に取り込む競争を繰り広げています。