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アスベストマスク

 

 

 

 

先月6日の読売新聞「「新幹線を降りてこれではあまりに…」延伸に沸く福井、人通りまばらな駅前」

 

 

「新幹線延伸に沸く」?

 

 

 

一体、どこの だれが「新幹線延伸」を望んでいる?

 

 

 

活断層の巣の上に原発銀座

 

 

 

「カルト自公 アベ政治 日本売り 円安 インバウンド」

 

 

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「新幹線を降りてこれではあまりに…」延伸に沸く福井、人通りまばらな駅前の現状は

 

 福井市長選は10日の投開票に向け、立候補した2氏による舌戦が繰り広げられている。来年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間延伸を踏まえたJR福井駅を中心とする市街地活性化や観光誘客が主な争点になっており、現状を紹介する。(長沢勇貴、佐藤祐介)

目立つ空きテナント

 

 
人通りがほとんどなく閑散としたアオッサ1階(いずれも福井市で)

 福井駅東口そばに立つ8階建ての複合ビル「アオッサ」。平日の日中は、参考書を広げて勉強する中高生らのほかは静まり返っている。

 

 

 県や市などが出資し、2007年にオープン。1~3階は雑貨店や飲食店など商業施設、4~6階に図書館など市の施設、7、8階には県の施設が入る。

 

 アオッサはオープン当時、市の再開発計画の目玉だったが、今は空きテナントが目立つ。市によると、来場者を数えるために1階に設置されているカウンターも20年に故障。修繕されていないという。周辺の人通りも、通勤、通学の市民らが目立つ朝夕以外はまばらだ。通りかかった男性は「新幹線を降りて、駅前がこれではあまりに寂しい」と嘆く。

 

 駅周辺に住む市民らが日常的に買い物できる店舗に乏しいことも課題だ。新幹線延伸に合わせて駅直結の新たな商業施設「くるふ福井駅」がオープンするものの、5月に閉館した「プリズム福井」にあったスーパーは設けられない。駅西口の西武福井店の食料品売り場は「普段は利用しない」という住民が多い。駅前の商店街でもシャッターを下ろしたままの店舗が目立つ。

 

 来年秋には東口から約500メートル離れた工場跡地に県民生活協同組合のスーパー「ハーツ」が進出する予定だ。

 しかし、当面は付近住民の買い物が不便であることに変わりない。市は、郊外の大型店舗などから東口を含めた駅周辺に人の流れを取り戻すことができるか、問われている。

周遊コース整わず

 

 
県内有数の観光地・一乗谷朝倉氏遺跡。平日に訪れる人は少ない

 「市内には一乗谷朝倉氏遺跡や越前海岸など魅力的な場所が点在している。ただ、周遊してもらうには時間がかかってしまう」。市の担当者は苦悩する。

 

 市は新幹線延伸を見据え、首都圏の主要駅などで来訪をPRしてきた。関心を呼んだのか、市観光公式サイト「福いろ」の22年度の閲覧数は163万4589回で、前年度(38万4035回)の4倍以上に増えた。

 

 しかし、22年の県内観光地の入り込み客数で上位10か所に入った市内の観光地は、6位の一乗谷朝倉氏遺跡(延べ75万1000人)だけだ。同遺跡についてもコロナ前の19年(同105万7000人)より約30万人減っている。福井駅から徒歩で立ち寄れる国名勝「養浩館庭園」(同4万4000人)は「県外での知名度が低い」(市関係者)。

 

 市内には東部の同遺跡、駅周辺の中心部、西部の越前海岸など見所はある。しかし、スムーズに周遊できるモデルコースは十分に整っておらず、市内外に広くアピールしきれていない。

 福井駅前で客待ちをしていたタクシー運転手は「乗客の行き先はたいてい、市外の(曹洞宗大本山)永平寺か県立恐竜博物館。県都だからこそ、乗客に胸を張って薦められる場所があるといいのに」とため息をつく。

 

 「100年に1度のチャンス」とされる新幹線延伸で、国内外の注目を福井市に集め、活性化に結びつけることができるのか、新リーダーにはかつてなく難しい市政運営が求められる。