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 広島県

警部ら3人“カラ出張” 繰り返し詐欺容疑で書類送検 広島 福山

広島県福山市の警察署で警備課長を務めていた警部ら3人が、書類を偽造して旅費などを請求するいわゆる「カラ出張」などを繰り返していたとして、詐欺などの疑いで書類送検されました。

詐欺や虚偽公文書作成などの疑いで書類送検されたのは、
▽福山北警察署で警備課長をしていた53歳の警部のほか、
部下だった
▽50歳の警部補と
▽35歳の巡査部長の合わせて3人です。

広島県警察本部によりますと、警部は4年前からの1年余りの間に、18回にわたって、出張申請書に記載した日程で出張を行わなかったのに旅費およそ6万6000円を受け取っていた疑いが持たれています。

また、警部補と巡査部長は4年前、警部から指示を受けて虚偽の出張申請書を作成し、出張に行かない「カラ出張」を2回行ってそれぞれおよそ4000円の旅費を受け取った疑いが持たれています。

3人はいずれも容疑を認め、このうち警部は「自己判断で申請書どおりの日程での出張を行わなかった。業務負担を軽減させるため、部下に『カラ出張』を指示した」などと話しているということです。

広島県警察本部は
▽警部を減給、
▽警部補と巡査部長をともに戒告の懲戒処分にしました。

警部は8日付けで依願退職しました。

また警察は、書類送検の対象にならなかった出張でも不正な受給があったとして、3人とは別の警察官と元警察官を加えた合わせて5人に対し、合計およそ16万7000円の返納を求めたということです。

広島県警 長野警務部長「県民の皆さまに深くおわび」

広島県警察本部の長野吉克警務部長は、「警察への信頼を損ねるあるまじき行為で、県民の皆さまに深くおわび申し上げます。再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

 

 

 

 

 

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広島 福山の警察署 警部ら数人“カラ出張”か 書類送検の方針

広島県福山市の警察署で警備課長を務めていた警部ら数人が、書類を偽造して旅費などを請求する、いわゆる「カラ出張」を繰り返していたとして、広島県警察本部が詐欺などの疑いで近く書類送検する方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。

「カラ出張」した疑いが持たれているのは、広島県福山市の警察署の元警備課長で、現在は県警本部付となっている警部ら、警察官数人です。

関係者によりますと、警部は4年前からことし2月にかけて、福山北警察署と福山東警察署でいずれも警備課長を務めていましたが、ほかの警察官とともに虚偽の出張申請書を作成したうえで、出張に行かないなどの「カラ出張」を繰り返し、旅費などを不正に請求していた疑いがあるということです。

警察内部から情報が寄せられ、広島県警察本部が当時の署の関係者から事情を聴くなどして捜査した結果、近く警部ら数人を詐欺や虚偽公文書作成の疑いで書類送検する方針を固めたということです。

この問題をめぐっては、先月、広島県警察本部を退職した元巡査部長の男性が弁護士とともに記者会見を開き、警部からの指示を受けて「カラ出張」を行っていたことを明らかにしていました。