IWJ代表の岩上安身です。

 

 中東で、

IWJ代表の岩上安身です。

 

 中東で、先住民のパレスチナ人を虐殺する侵略国家・イスラエルを真に必要としているのは、米国であることを、バイデン大統領が明言していました!

 

 「ナクバ(大厄災)」を生んだ欧州のシオニズム運動の実現であり、欧州からのユダヤ人の「厄介払い」に好都合だったイスラエル建国がなければ、米国自身が自国の利益のためにイスラエルを建国していたというのでしょうか。

 

 現在、イスラエルと西欧文明によるパレスチナ人の民族浄化は、ジェノサイド(大量無差別虐殺)に加え、記憶を抹殺する「メモリサイド(Memoricide)」と、生きる空間を抹殺する「スペシオサイド(Speciocide)」が加わって三位一体で進行中です。

 

 バイデン大統領が、1986年6月5日の上院議会演説で、「もしイスラエルが存在しなければ、米国はこの地域の利益を守るためにイスラエルを発明しなければならなかったろう。米国にはイスラエルを発明する権利が与えられなければならない」と驚くべき発言をしていたことが暴露されました!

 

※User Clip: Joe Biden- USA would have to invent an Israel(C-SPAN、2021年5月21日)

https://www.c-span.org/video/?c4964168/user-clip-joe-biden-usa-invent-israel

 

 この映像は、すでに、2019年時点でSNSで炎上していました。

 

※‘Best $3bn investment we make’: Biden quip about US-Israel ties sets Twitter on edge(RT、2019年4月9日)

https://www.rt.com/usa/455956-joe-biden-israel-invent-twitter/

 

 ハマスとイスラエルが全面戦争状態になった今、再び、この議会映像が注目を集めているのです。

 

 1948年、イスラエル国家の建国時に、もともとそこに住んでいたパレスチナ人の追放や虐殺、土地の収奪が大規模に行われました。その上で、パレスチナ人の土地の記憶をすべて消し去り、そこに、新たに入植してきたユダヤ人が新しい街を建設していったのです。もとのパレスチナの風景は消され、まったく異なった景観がつくり出されました。

 

 パレスチナ人は、イスラエルが建国された1948年5月14日以降、このパレスチナ人の虐殺と土地の収奪、そしてパレスチナの歴史の抹殺を記憶に刻むため、この日を「ナクバ」(大厄災)と呼んできました。

 

 このパレスチナ人の「ナクバ」と、その後に高いフェンスで囲われた「天井のない監獄」、ガザでの20年近い幽閉生活から、歴史的な記憶を抹殺するジェノサイドである「メモリサイド(Memoricide)」と、生きる空間を抹殺するジェノサイドである「スペシオサイド(Speciocide)」という重要で悲しい対概念が生まれました。

 

 現在、イスラエル軍が昼夜分たず空爆しているガザ地区では、1948年以降、ジェノサイド(大量無差別虐殺)とメモリサイド(記憶の抹殺)、スぺシオサイド(居住空間の抹殺)が三位一体で進められてきたのです。

 

 このイスラエル建国は、19世紀から欧州で始まった在欧ユダヤ人(アシュケナジー)の中東への送還であるシオニズム運動の目標でした。

 

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

しているのは、米国であることを、バイデン大統領が明言していました!

 

 「ナクバ(大厄災)」を生んだ欧州のシオニズム運動の実現であり、欧州からのユダヤ人の「厄介払い」に好都合だったイスラエル建国がなければ、米国自身が自国の利益のためにイスラエルを建国していたというのでしょうか。

 

 現在、イスラエルと西欧文明によるパレスチナ人の民族浄化は、ジェノサイド(大量無差別虐殺)に加え、記憶を抹殺する「メモリサイド(Memoricide)」と、生きる空間を抹殺する「スペシオサイド(Speciocide)」が加わって三位一体で進行中です。

 

 バイデン大統領が、1986年6月5日の上院議会演説で、「もしイスラエルが存在しなければ、米国はこの地域の利益を守るためにイスラエルを発明しなければならなかったろう。米国にはイスラエルを発明する権利が与えられなければならない」と驚くべき発言をしていたことが暴露されました!

 

※User Clip: Joe Biden- USA would have to invent an Israel(C-SPAN、2021年5月21日)

https://www.c-span.org/video/?c4964168/user-clip-joe-biden-usa-invent-israel

 

 この映像は、すでに、2019年時点でSNSで炎上していました。

 

※‘Best $3bn investment we make’: Biden quip about US-Israel ties sets Twitter on edge(RT、2019年4月9日)

https://www.rt.com/usa/455956-joe-biden-israel-invent-twitter/

 

 ハマスとイスラエルが全面戦争状態になった今、再び、この議会映像が注目を集めているのです。

 

 1948年、イスラエル国家の建国時に、もともとそこに住んでいたパレスチナ人の追放や虐殺、土地の収奪が大規模に行われました。その上で、パレスチナ人の土地の記憶をすべて消し去り、そこに、新たに入植してきたユダヤ人が新しい街を建設していったのです。もとのパレスチナの風景は消され、まったく異なった景観がつくり出されました。

 

 パレスチナ人は、イスラエルが建国された1948年5月14日以降、このパレスチナ人の虐殺と土地の収奪、そしてパレスチナの歴史の抹殺を記憶に刻むため、この日を「ナクバ」(大厄災)と呼んできました。

 

 このパレスチナ人の「ナクバ」と、その後に高いフェンスで囲われた「天井のない監獄」、ガザでの20年近い幽閉生活から、歴史的な記憶を抹殺するジェノサイドである「メモリサイド(Memoricide)」と、生きる空間を抹殺するジェノサイドである「スペシオサイド(Speciocide)」という重要で悲しい対概念が生まれました。

 

 現在、イスラエル軍が昼夜分たず空爆しているガザ地区では、1948年以降、ジェノサイド(大量無差別虐殺)とメモリサイド(記憶の抹殺)、スぺシオサイド(居住空間の抹殺)が三位一体で進められてきたのです。

 

 このイスラエル建国は、19世紀から欧州で始まった在欧ユダヤ人(アシュケナジー)の中東への送還であるシオニズム運動の目標でした。

 

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◆悲しくてやりきれない
 ハマスとイスラエル…それぞれの神様は一体どこに

                 三木義一(青学大名誉教授)

 日本ではパンとサーカスの報道が続く中、今度はイスラエルとハマ
との大規模戦闘が始まった。すでに死者は民間人」を含めて2千人を超
えているという。
 ロシアのウクライナ侵攻以来、国際政治のニュースを見るのがつら
のだが、ますます状況が悪くなってきている。
 真っ先に頭をよぎったのが「悲しくてやりきれない」の歌詞だ。
 ♪悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない 
 モヤモヤを だれかに告げようか♪(サトウハチロー)

 イスラエルもパレスチナも政治的に強硬派がリードしている。相手
壊滅して「平和」な日々が来るまで戦うのだろうか。
 もちろん、両者にも歩み寄ろうという政治家が出たことはある。
 だが、歩み寄ろうとすると、エジプトのサダト大統領はイスラム急
派に射殺され、イスラエルのラビン首相は極右ユダヤ人に暗殺されたよ
うに、それぞれの身内の右派による暗殺が繰り返されてきた。
 その結果ネタニヤフ政権とハマスという強硬派の対立状態が続いていた。

 イスラエルの人もアラブの人も宗教心は非常に強い。筆者のように
宗教心が弱い者がいくら戦争のない世界をお願いしても神様に無視され
るのかもしれないが、こんなに信心深い人たちが犠牲になっているのに、
それぞれの神様は一体どこをうろついているのだろう。
          (10月12日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)